歩歩是道場

日々の暮らしが学びの場。小さな一歩を積み重ねていくブログです。

面倒な食器洗いに対する心構え。素早く丁寧に。

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コロナウィルス流行による緊急事態宣言で、自宅にいる時間が格段に増えました。

テレワークや休校で家族が家にいるため、家事の時間が増えたというご家庭も多いかと思います。

我が家でも通常より家事の時間が増えました。特に、食器の後片付けが困りものです。

今回は、めんどうな食器洗いに対して、禅僧の掃除スタイルをヒントに、「めんどう」という邪念を取り払っていきたいと思います。

 

 

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我が家の現状

コロナウィルスの流行下での暮らし方の指針である、「新しい生活様式」では、食事は大皿から分けるのではなく、各自で用意するのが望ましいとのことでした。

我が家の食事の基本的なスタイルとして、家族それぞれに「茶碗のご飯」「お椀の汁物」「主菜と副菜をのせた一つのお皿」を出しています。

これを洗うとなると、我が家は5人家族なので

 食器3つ×5人=食器が15個

となります。

主菜と副菜を一緒に乗せられる場合はいいのですが、一方が汁が出るものだと別にしないといけないので、それぞれ1つ食器が増え、洗う食器が合計20個になります。ここに子供たちのコップも入るので、さらに+3個です。

 

そして、料理を作るときに生じる鍋やフライパン、菜箸やおたま、毎回お米を炊いているので、炊飯器のお釜や付属品も洗わなければなりません。 

毎食後に20~30個程度の食器洗いをしているわけです。それを一日三回です。カレーなど、一人一皿で済むようなときはラッキーと思います。

 

食洗器を導入しない理由

フルタイムで働く姉夫婦からは「食洗器は便利だよー」と言われています。

確かに、食洗器は便利だろうし節水にもつながるし、食洗器があれば簡単に解決することなのかもしれません。

ですが、私にはどうしても食洗器を導入する気になれない理由が二つあります。

 

一番の理由は、「管理やメンテナンスをするものを増やしたくない」ということです。

水を扱う家電なので、カビやぬめりが発生してしまうのではないかと思うのです。実際に自宅にある加湿器も、管理を怠るとカビやぬめり、水垢が生じてしまいます。

それに、私では直せない不具合が起きるかもしれません。水切りカゴでしたら、自分で何とか対処できます。

自宅には、管理しなければならない家電がすでにたくさんあるので、複雑な管理が必要なものを余計に増やしたくないのです。

 

もう一つの理由は、私が基本的に自宅にいることです。食器洗いの時間をとることができるので、私にとって食洗器は贅沢品のような気がしてしまいます。

 

もしも私が外で仕事をして、お金はあるけど時間がないという状況になれば、導入を考えるかもしれませんが、現状では水切りカゴで十分です。

 

食洗器に頼らず手洗いすることに決めたので、「めんどう」と思っている場合ではありません。そこでヒントとなるのが、「禅僧の掃除スタイル」です。

  

素早く、丁寧に

ずいぶん前NHKの番組で、禅僧の方が、掃除の仕方を明るい雰囲気で紹介していました。その中で、掃除をするときはを「素早く、丁寧に」と話されていました。

 

「丁寧に」はわかるのですが、「素早く」とはどういうことでしょうか。

 

素早くするということは、雑念が入らないようにしているのです。のんびりゆっくりやっていると、「これ終わったらパン食べようかな~」とか「あのときの言いすぎだったかな」と掃除に関係ないことまで頭の中に浮かんだりしてしまいます。

そこで、素早く掃除をすることで、雑念が湧く暇を自分に与えないというわけです。掃除をするときは掃除に集中するのです。さらなる素早さを追求するために、速度を上げるだけではなく、合理的にやるようにします。例えば、上から下へ掃除をする、といったことです。

素早さを追求しつつ、丁寧にやるのです。これを食器洗いにも応用します。

 

目の前に食器があります。食器洗いに取り掛かるのがおっくうに思ってしまいそうですが、それを「めんどうだ」と思う前に洗い始めてしまいます。そして、途中で「めんどうだ」と思う隙を自分に与えないくらいに素早くやるのです。合理性を追求しながらです。油分の少ない食器から洗って、油分の多いものは後で洗う、といったことを実践します。

食器は割れ物なので、特に丁寧にやらなければなりません。目の前のことに集中せざるを得ない状況を、あえてつくるのです。

 「素早く、丁寧に」を念頭に食器洗いをすると、食器洗いをやっている間、目の前のことに集中している気がします。

 

実際には禅僧ではないので、心を無にするほどストイックになることもないのですが、「めんどうだ」というマイナスの感情は、素早く丁寧な行動で、手放せるとよいですね。

マイナスな感情を持ったところで、食器洗いをしなくてよくなるわけではありません。それなら、マイナスな感情を持つ暇なく食器洗いを終わらせたほうが、そのあとの時間が豊かになります。

 

あと、もう一点、食器洗いの時間も悪くないと思えることがあります。

食器洗いであったり、ウォーキングであったり、シンプルな行動をしているときは、よいアイデアが浮かびやすかったりするのです。私もブログで書きたいことや試したいアイデアなどを思い付いたりします。

運動もストレス解消になりますよね。動いていると、考えがプラス思考になってきます。

 

食器洗いは素早く丁寧に終わらせて、本当にやりたいことに時間を使いたいものです。

たまに、どうしても疲れていて、自分自身の切り替えができないときなどは、次の食器洗いに回すこともあります。そこは、気負わず柔軟に、です。

 

 ◇◇◇◇◇

 

余談ですが、お気に入りの食器でそろえるというのも、食器洗いが楽しくなる一つの手ですね。

私は、益子陶器市がという栃木県益子市で春・秋に行われるイベントが好きで二回行ったのですが、そこで購入した器はお気に入りで大切にしています。お気に入りの食器だと、食器洗いも楽しいです。器を磨き上げているような気もちになるからです。

 

人によって合うやり方があると思います。自分に合ったやり方が見つかったら、習慣化できるとよいですね。習慣となってしまえば日常が楽です。