メルカリ・ジモティーの体験談。全国規模で物の居場所を調整。
使わないけれど状態がよくてなかなか捨てられない、というものってありますよね。
私はそのような物を、身近に使用してくれる方がいれば譲り、いなければ「メルカリ」で出品するか、大型で高い送料がかかってしまうようなものであれば「ジモティ」に出品しています。
ゴミになる前に、できれば誰かに使ってもらいたいのです。
メルカリやジモティは、昨年から利用しはじめました。
これまでだと、周囲の人に譲る、という、個人の小さな枠の中で行っていたことを、もっと広い範囲で行うことができます。
今回は、メルカリやジモティで出品した実例や、失敗談、全国規模で物の居場所を調整するという仕組みについて、掘り下げて考えていきたいと思います。
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「メルカリ」「ジモティ」とは
よくわからない方もいらっしゃるかもしれませんので、簡単に説明します。
メルカリとは
メルカリは、ご自宅の不要品を売りたい人と、物を安く買いたい人とをつなぐサービスです。
出品者は、300円以上で値段をつけて商品を出品します。ほしい人は、メルカリのサイトの中で商品を探し、購入します。購入したことは、すぐに出品者に伝えられるので、出品者は商品を発送します。そうして商品が購入者に届きます。
住所をお知らせせずに、発送・受取することも可能です。その場合は「ゆうゆうメルカリ便」や「らくらくメルカリ便」を利用します。
代金の清算は、メルカリの中で行われ、直接のやりとりは不要です。ただし、売上価格の10%は、メルカリに手数料として引かれる、という仕組みになっています。
ジモティとは
ジモティも、メルカリと同じく、ご自宅の不要品を売りたい人と、物を安く買いたい人とをつなぐサービスなのですが、異なる点がいくつかあります。
まず、商品のやりとりは郵送ではなく、お互いに待ち合わせ場所などを決めて、直接の受け渡しになります。直接のやりとりになるので、発送代がかからないため、大型のものを利用しやすいです。
代金は直接のやりとりになり、0円から出品することができます。売上代金の一部を手数料として引かれる、ということはありません(ジモティが広告収入があるためだと思われます)。
自宅の不要品を出品した実例
【メルカリ】マニア系の商品を出品
正月に夫の実家に帰った際に、夫の昔のコレクションを大量に持ち帰ってきました。なかなか良い状態で、誰か欲しい方がいれば譲りたいとのことだったので、メルカリを利用することにしました。
聖闘士星矢の下敷き、ドクタースランプあられちゃんの映画のパンフレット、ドラゴンクエストの下敷き、テニス大会のパンフレットなどなど、計60点くらいは出品しました。
そのうちいくつかをご購入いただき、ご購入いただいた方からは
「とても大ファンで探していました」
「貴重な品をありがとうございました」
など、嬉しい言葉の数々が。
出品したものは古いものが多かったので、購入した方々にとっては、「大好きだけどなかなか出会えない品」だったのかもしれません。
私も、昔の歌手が好きだったりするので、好きなんだけど今は出会えない切なさや、出会えたときの喜びということが、よくわかります。
メルカリで出品することで、自宅で生かしきれずにくすぶっていた物が、誰かの元で輝きを取り戻したんだ、ということを実感しました。
自分で購入することもあります。息子がハリーポッターにはまりだしたので、ハリーポッターの杖を購入しました。我が家では、ハリーの杖が光り輝いています。
【ジモティ】大型の育児用品を出品
初めてのジモティでは、大型の育児用品を出品しました。
粗大ごみに出すにもお金がかかるので、もらってくれるだけで助かります。なので0円での出品です。
すると、出品直後から一気に4人から連絡がきてしまい、慌てて新規のメッセージを受け付けないようにしました。
一番最初の人に譲ることにし、他の方には、「一番最初の方と取引することになりました」旨の連絡を入れ、お断りしました。
お相手には、週末の午前中に自宅周辺に来てもらうこととしました。住所をすべてお伝えする必要はありません。安全な屋外での受け渡しがよいです。
荷物が大きいので車で来てもらい、当日はその待ち合わせ場所でお渡しして、取引完了です。お代が発生する場合は、このタイミングでお代を受け取ることになります。
直接会うのはドキドキでしたが、感じの良い方で、ご兄弟のお子さんに使用するとの話でした。我が家では不要で、大きな場所を占めていた育児用品を、必要な方に引き継げたのでとても良かったです。
【メルカリ】販売した商品が相手にご納得いただけなかったケース
たくさん出品する中で、一度だけ失敗してしまったことがあります。デザイン性の高い、電池切れの腕時計です。
電池切れの商品も、その旨を記載した上でメルカリ上で販売されていたので、私も同じように電池切れの記載をし、定価20000円のものを1500円程で出品をしました。
人気商品だったので、すぐに買い手がつき、商品の発送をしました。
ところが、数日後、受け取ったお相手から
「電池を入れたのですが、動きません。楽しみにしていたのに残念です。」
とのご連絡が。
あーーやってしまった・・と思いました。動作確認をしておらず、その旨も記載していなかったのです。
完全にこちらの不手際です。お相手には、すぐ謝罪をしました。
こういう場合の対応を調べたところ、以下の三つがあります。
- このまま商品を購入してもらう
- 返品して、取引をキャンセルする
- 返品せずに、取引をキャンセルする
お相手と相談したところ、3の返品せずに取引をキャンセルする、ということで合意したので、改めて謝罪をしキャンセル申請をして、その取引は終わりました。
先にカード決済が済んでいるため、返金は後日となってしまいます。申し訳なかったです。
商品の状態をしっかりと記載するということは、本当に大切です。ネットでは直接商品を手にすることができないので、写真や説明文がとても大事です。この経験が教訓になりました。
これから始める方も、お気を付けください。
物が適切な場所におさまる
メルカリやジモティなどは、全国レベルで物の居場所を調整するようなシステムだと思っています。
衝動買いをしてしまったり、昔に集めていたけど今はいらなくなったりして、不要となってしまう品はどうしても出てしまいます。
欲しい方に譲りたいと思っても、周囲で探すとそう簡単には見つかりませんが、全国レベルとなれば、必要とする方を見つけやすくなります。
個人的には、周囲の人に譲ったときに、本当は不要だったのではないかな、と少し心配になってしまいます。それが、メルカリやジモティだと、本当に欲しい人が購入してくれるため気が楽です。
社会全体で物の居場所を整えるという仕組みは、ゴミ削減にもつながります。自分にとっての不要品が、誰かにとっては大事なものかもしれません。不用品が、今一度輝きを取り戻したら、とてもよいですね。