歩歩是道場

日々の暮らしが学びの場。小さな一歩を積み重ねていくブログです。

風呂敷のある生活。柔軟な使い道色々。

大小二枚の風呂敷

ご自宅に風呂敷はありますか?

私は、友人から誕生日に頂いた風呂敷(約45㎝×48㎝)と、親族の集まりで頂いた『虎屋』のお菓子がくるまれていた風呂敷(約68㎝×72㎝)の、二枚を主に活用しています。

くるめば荷物を運びやすくなりますし、不要なときは折りたたんで、コンパクトにしまっておくことができます。

今回は、風呂敷の使い道についていくつか取り上げていきます。レジ袋の有料化が始まった今、日本文化である風呂敷を見直してみてはいかがでしょうか。

 

 

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お弁当を包む

お弁当を包んだ風呂敷

我が家で最もよく使われる方法は、弁当包みとしてです。公園でお弁当を食べることが多く、弁当を食べるときに、この包みを広げてそのままお弁当の下に敷いておけば、外の汚れを気にせずに食べることができます。

縫ってある袋とは違い、物の大きさに合わせて包めるところが大変便利です。通常の弁当箱の他にフルーツの入ったタッパーも持って行きたいときなど、柔軟に対応できます。

最近は、コロナウィルスの影響で外でお弁当を食べる機会がめっきり減ってしまっています。落ち着いたら、またピクニックを楽しみたいと思います。

 

持ち寄りパーティーで料理を包む

大皿を包んだ風呂敷

持ち寄りパーティー用に多めの料理を作った時に、お皿に載せた料理にラップをし、大判の風呂敷でくるんで持って行きます。

大きめなタッパーもあるのですが、タッパーにも入りきらない量を作るときがあります。そういうときには、大きさに関係なく包める風呂敷はとても便利です。

また、タッパーの場合は、お相手にお皿によそい直してもらうひと手間が生じてしまうのですが、お皿に載せて持って行けば、そのままテーブルに出してもらえます。(タッパーのまま気楽に食べる会もあります!)

最近は、持ち寄りパーティーの機会もめっきり減っています。これも、ウィルスが落ち着いたときの楽しみにとっておこうと思います。

 

形が特殊な物を包む 

形の決まっている袋だと入れにくい、特殊な形の物を包むのに適しています。

風呂敷専門店「むす美」のサイトにさまざまな包み方が載っています。いろんな形に合わせて包むことができて、見ていてワクワクします。

風呂敷の包み方|風呂敷の使い方・包み方|風呂敷(ふろしき)専門店 むす美(R)

サイトを参考に、瓶とスイカを包みました。

ふろしきで瓶を包んだ様子

びん包み

 

ふろしきですいかを包んだ様子

すいか包み(不格好ですが‥)

 

贈答用のお菓子を包む

贈答用のお菓子を持って行くときに、風呂敷で包んで持って行くという方法もあります。

お店のお菓子の袋だと、その袋をお相手にお渡しするか、自分で持ち帰るか悩みませんか。袋を持ち帰るのがマナーと言われているのですが、お相手に気を遣われて「紙袋は置いていってください」と言われることがあります。

お店の紙袋ってとてもたまりやすいものなので、紙袋の処分に余計なご負担をかけたくないですし、自分が持ち帰ったとしても、自宅にたくさん紙袋があるのであまりためこみたくないなと思います。

風呂敷でしたら、さっと畳んで持ち帰ることができ、スマートにお渡しできる気がします。

ただ、紙袋の場合、手にひっかけて持って行けるところは便利ですね。その時に持って行く荷物の量や、交通手段によっては、紙袋の方がよいかもしれません。

 

ご祝儀袋や不祝儀袋を包む

袱紗で包むことが多いのですが、風呂敷でもマナーとしては問題ないようなので、我が家では風呂敷で包んでいます(袱紗は持っていません)。

色には気を付けます。ご祝儀には明るめの色を、不祝儀は地味目な色にしています。

袱紗だと、袱紗としての用途でしか使えないのですが、風呂敷なら様々な用途があります。タンスにしまいこむことを防ぐことができます。

 

自宅の収納に使う

夏しか使わないタオルケットなど、100円ショップで買った収納グッズに入れてもよいかと思いますが、こういうものも風呂敷で包んで収納することもできます。

風呂敷を使用しておけば、収納する必要がなくなったときに、気軽に別の用途で使うことができます。収納グッズを買っていた場合、その収納グッズを捨てるか、収納するものを他に探さなければなりません。

収納環境をきっちり整えたいけれど、まだ決まっていない、というときにも風呂敷は良いと思います。気軽に使えて、気軽にやめることができます。

 

外出時のイレギュラーなことがおきたときに使う

子供が寒がった時など、さっと取り出して肩にかけることができます。

マスクがないときは、マスク替わりにもなります。

荷物が増えてしまったときに、荷物をまとめて包めます。

風呂敷という名前がついていますが、つまりは一枚の布なので、ありとあらゆる場面で自由に利用できますね。

 

◇◇◇◇◇

 

今回は風呂敷の様々な使い道について取り上げました。

風呂敷の良いところは、その『柔軟さ』ですね。

物を包めばバッグになり、弁当の下に敷けばランチョンマットになり、肩にかければ風よけになります。一つの物で、さまざまな場面で活用できるという柔軟さが、とても良いです。

和室にもそういうところがありますね。家族がくつろげるリビングにもなりますし、座布団を敷けば客間に、布団を敷けば寝室にもなります。

日本文化の中にシンプルライフのヒントがたくさんありそうです。