小麦粉代わりにおからを使う!おからケーキのレシピを見直す。
以前、筆者がよく利用しているネットスーパーで薄力粉が売り切れていたため、おからケーキ作りに挑戦した話を書きました。
このときは、量りの単位を「オンス」にしてしまい、油だけが三倍量のケーキを作ってしまいました。材料と作り方を今一度考え直し、次は成功させたいと思います。
今回は、おからケーキ作りのリベンジのお話です。おからケーキを成功させ、食物繊維たっぷりで栄養のあるおからを、我が家のお菓子作りの定番素材にしたいと思います。
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今回のおからケーキのレシピ
前回のレシピを少し変更しました。前回からの変更点とその理由はレシピの後で述べます。
材料(19.5×5×6㎝のパウンド型使用)
卵1個、生おから100g、ベーキングパウダー小さじ1/2、サラダ油40g、きび砂糖40g、バニラオイル適量
※卵2個でもよいです。もう少し膨らみがでます。(2020.7.22追記)
作り方
- 卵ときび砂糖を泡だて器でよく混ぜる。
- 量った油を加えつつ、泡だて器で混ぜる。
- おからとベーキングパウダー、バニラオイルを入れて混ぜる。
- 型に流しいれ、170℃に余熱したオーブンで45分焼く。
前回からの変更点と理由
パウンドケーキ型をスリムタイプに
前回使用したパウンドケーキ型は、テフロン加工の20×11×7㎝の一般的なサイズのものでした。
前回はあまり膨らまなかったため、スリムタイプのパウンドケーキ型でも十分だろうと判断し、自宅にある19.5×5×6cmのパウンドケーキ型で作ることにしました。
このスリムなパウンドケーキ型は、シリコン製なのでクッキングペーパーを敷かなくて済みそうです。
きび砂糖60g→40gに
前回のおからケーキはきび砂糖を60g入れており、かなり甘みがありました。家族五人で切り分けると、一人当たり12gです。
砂糖摂取量を減らしたいので、40gにしました。これなら一人当たり8gとなります。
WHOも砂糖の摂取量減らすように、指針を出しています。子供に関しては、2歳以下の子供には砂糖を与えるべきではないし、それ以上の年齢でも制限させたほうがよい、とのことです。
WHOのサイトです。
"5 tips for a healthy diet this new year"
https://www.who.int/news-room/feature-stories/detail/5-tips-for-a-healthy-diet-this-new-year
上の子に関しては厳密にやっていましたが、下になるにつれて、つい甘くなってきてしまっています。今一度頭に入れておこうと思います。
卵ときび砂糖をハンドミキサーではなく泡だて器で混ぜる
前回は、卵ときび砂糖を湯煎にかけながらハンドミキサーで混ぜていました。
生おからを使うと、けっこうずっしりするので、ハンドミキサーでふわふわにさせても焼いた後に結局ずっしり感が勝ってしまうと思ったのです。それならハンドミキサーまで持ち出す必要はないかな、と。
食器洗いも大変だし手間もかかるので、この工程は泡だて器で十分だと思いました。
入れる油はあらかじめ量っておく
前回は、ボウルを量りの上に置いておき、油を加えながら混ぜるというやり方でした。
このやり方ですと、油を入れすぎたときに修正が効きません。前回はこれで大失敗をしました。
あらかじめ油を量っておけば、油を量る段階で入れすぎたとしても修正ができます。
おからケーキ作りレポート
砂糖をまず量り、そこに卵を入れて、泡だて器で混ぜます。砂糖を先にボウルで量り入れたほうが修正がききますもんね。
そして、油を量ります。少し入れすぎたら、スプーンでとって微調整です。取った油は料理をするフライパンにたらしておけば無駄がない。
そして40gぴったり!気分がいいですね。
この油をボウルに注ぎ入れながら、泡だて器で混ぜます。
油を少しずつ入れながら混ぜるというのは、「乳化」させるためです。なじみにくい水分と油分を、少しずつしっかり混ぜ合わせることで、分離せずに混ぜることができるのです。マヨネーズを作る作業と同じです。
スリムパウンドケーキ型に入れ、中の空気を抜くため少し型を持ち上げて落とします。
170℃に余熱したオーブンで45分焼きます。型のサイズは変えましたが、材料はほぼ同じ量なので、焼き時間はそのままにしました。果たして結果はどうなるのでしょう‥?
リベンジの結果
余り大きく膨らみませんでしたが、焼き色はとってもいい感じです。
シリコン型とケーキの間にナイフで一周切りこみを入れ、ひっくり返します。そのときにシリコン型の底にケーキが少し残ってしまいました。
こういう残りは、スプーンですくってこっそり食べてしまいます。こういうところも、またおいしいのです。
そして、五等分に切り分けて、完成です!コンパクトなケーキになりました。
気になる食感ですが、もっとずっしりしてしまうかと思いましたが、意外とふんわりしていました。ハンドミキサーを使わずに、泡だて器であってもこれだけふんわりするなら、泡だて器で十分です。
砂糖は20g減らしたのですが、満足な甘みも感じられました。
生おからに関しては、おからを食べているという感じは全くありませんね。薄力粉で作ったケーキとは少し食感が異なるのですが、これはこれでおいしいです。おからの栄養も取れるので、これならもっとお菓子作りに使えるな、と思います。
シリコンケーキ型の底に引っ付いてしまった、という気になる点はありますが、今回の作り方や味は、成功と言ってもいいと思います。しっとりして甘味もあり、おいしかったです。
◇◇◇◇◇
今回は、前回の反省を生かし、おからケーキ作りに再び挑戦したお話でした。
体は日ごろ食べているものから作られます。毎日のおやつが欠かせない我が家にとっては、おやつからとる栄養も考えたいところです。
満足のいくおからケーキが作れたことで、栄養のあるおからを、もっと積極的にお菓子作りに取り入れる自信になりました。
少しずつ、おから菓子のレパートリーを増やしていきたいと思います。
ちなみに、おからケーキ作りに失敗した記事はこちらです。日々精進です。