シャンプーの頻度を減らして10か月。湯シャンの振り返り。
湯シャンという言葉をご存じでしょうか。
湯シャンとは、シャンプーを使わずにお湯だけで洗髪をする方法です。
筆者は昨年の秋ごろからシャンプーの頻度を減らし始め、今では基本的に湯シャンで、月2、3回程度シャンプーをするという頻度になっています。
今回は、シャンプーの頻度を減らして過ごしてみて頭や髪の状態はどうなのか、振り返っていきたい思います。
あくまで、筆者の実例です。全ての人に当てはまるわけではないので、その点はご了承ください。
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湯シャンを始めた理由
これまでは髪のお手入れとして、シャンプーとトリートメントをするということが当たり前だと思っており、何も考えずにに続けていました。
ところが、昨年秋にふと読んだ肌断食に関する本がきっかけで、湯シャンをメインにするようになりました。
非接触生活研究会から出されている『「何もつけない」美肌術』という本です。
ここに、「シャンプーに含まれる界面活性剤が、肌や頭皮にとってよい成分までも過剰に落としてしまう」といった内容が載ってました。
この本を読んでいて、もしかしたら、シャンプーで汚れだけではなく必要な油分までも落としているのではないか、落としすぎた潤いを補うためにコンディショナーを使っているのではないか、と考えるようになってきました。
私は基本的に整髪料を使ったりはしません。結婚式など、相当なイベントでもあれば使いますが、普段はブラシで髪をとかしてゴムで結ぶくらいです。
少しのホコリや皮脂汚れ程度で、毎日までシャンプーを使う必要はないのではないかと思いました。
昔の人も髪を洗っていたでしょうが、こんなにシャンプーをしていたとは思えません。Wikipediaによると、1950年以降に界面活性剤を含んだシャンプーが出始め、その当時は「5日に一度はシャンプーを」というキャッチコピーで売り出していたようです。
シャンプーやトリートメントを毎日していてとてもきれいな髪かというとそうでもありません。これらに頼りすぎなくても、清潔感がありそこそこの髪質でいられるなら、そのほうがいいなと思いました。
シャンプーが要らなくなってくれば自分の暮らしが一つ身軽になると思い、ここは実験がてら、湯シャンを取り入れることにしました。
筆者の洗髪のやり方
最初にブラッシングをしっかりします。
ブラッシングをしっかりとすることで、髪のホコリをある程度落とし、その後のシャワーでの洗髪の際に髪の絡まりがなくなって洗いやすくなります。
先ほど紹介した本では、綿の手袋をして洗うと書いてあったのですが、私はそこまではしません。シャワーと指で洗っています。
その後、髪の毛を乾かして終わりです。髪が濡れたままだと、キューティクルが開いたままになってしまうので、しっかり乾かすことは大事です。
全くシャンプーをしないというわけではなく、外出時間が多かった日や、頭の汗や皮脂がいつも以上に気になってきたときなどに、シャンプーをすることがあります。今ではコロナウィルスの流行もあるので、人が多いと思う場所に出かけた日にもシャンプーをしたりします。
自分がその日過ごした状況や、頭の状態で判断して、シャンプーをしています。
なんとなく毎日シャンプーをするということではなく、基本的に湯シャンで、必要ならばシャンプーを使うという形です。
トリートメントは、一切使わなくなりました。
トリートメントは、髪に栄養や潤いを与えるものだと認識しているのですが、コストをかけているほど髪質がよくなっている実感を感じられなかったのです。
シャンプーやトリートメントの香りは好きなんですけどね。香りを楽しむのはエッセンシャルオイルで、としています。
湯シャンを始めてすぐはべたつきがひどい
本を読んで、その日から湯シャンに取り組んだのですが、初めて取り組んだときは皮脂の過剰分泌がありました。
生まれてからずっとほぼ毎日シャンプーをしてきましたので、いきなり一週間もしなくなると、シャンプーされて当然であった自分の頭では相応の皮脂分泌が起こってきます。
とてもべたついており、ブラシでとかすと、皮脂のような白いものがたくさんつきました。
この時は一週間は限界を超えていたと思います。シャンプーをしたときには、驚くくらい頭がすっきりと軽くなりました。あまりに頭がすっきりとするので、シャンプーが嗜好品のように思えたくらいでした。
しばらくは皮脂が過剰に分泌されるようなので、シャンプーの頻度は徐々に落としていったほうが、徐々に過剰分泌が収まり違和感は少ないと思います。
湯シャンをベースに頭が気になったらシャンプーをする、という形で行ってきて、今では基本的に湯シャン+月に2、3回のシャンプーというサイクルになっています。
現在の頭と髪の状態
現在はブラシをして白くなるようなことはありません。一週間ほどシャンプーを使用しなくても、べたつきもほぼ感じません。
皮脂分泌がとても落ち着いてきました。
元々あるうねりは引き続きあるのですが、シャンプー+トリートメントをしていたころの髪質と大して変わりません。
人から指摘されることもありません。他の人は私の髪を、それほど気にしていません。
湯シャンになれると身軽に過ごせます
湯シャンにしたことで筆者が感じた嬉しいことを、いくつかあげていきます。
- シャンプー代の節約になる
- 時間の節約になる
- 環境を汚さなくて済む
- 災害等で多少シャンプーをしなくても大丈夫な頭の状態になっている
- お風呂場に置くものが少なくて済み、掃除がしやすくなる
シャンプーとトリートメントをし続けてよい髪質をキープするということも、良い方法だと思います。
ですが、筆者にとっては、シャンプーをし続けるメリットよりも、減らしていくメリットの方が大きかったのです。自分にとって過剰だと思うものをやめると、暮らしが自分にフィットしてきます。
◇◇◇◇◇
今回は、筆者が行っている湯シャンについてのお話でした。
湯シャンと同時に肌断食もやっています。肌断食のことはこちらに書いています。
やることが当たり前で特に疑問に思っていないようなことにも、もしかしたら自分にとって過剰であることがあるかもしれません。過剰をなくすと、すっきりと過ごせる気がします。
筆者自身はシャンプーを減らしていますが、家族は別に減らしたりはしていません。自分のこだわりを貫きすぎることなく、周囲ともバランスを保ちつつ、それぞれが納得のいくライフスタイルで過ごせば良いと思っています。
2021/1/18追記
この記事から約半年がたち、湯シャンをメインにして1年4か月めに入ったときの記事はこちらに書いています。