香りも楽しむ。スパイスからのキーマカレー&ナン作り
週末に、腰を据えてのんびり楽しむ料理に挑戦しました。
20種類のスパイスを混ぜてカレー粉を寝かせるところから始めて、手作りキーマカレーを作ったお話を取り上げます。ナンも自宅で作りました。
このレベルの料理は、「料理を作ること自体がレジャーだ」という気持ちで、家族総出で取り組んでいます。
お時間のあるときに、レジャーがてら作ってみてはいかがでしょうか。
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今回使ったカレー粉セット
Amazonで以下のGABAN「手作りのカレー粉セット」を購入しました。これで約20人分のカレーが作れます。
このセット中に以下の20種類のスパイス20種類が入っています。
ターメリック、クミン、コリアンダー、みかんの皮、フェネグリーク、フェンネル、シナモン、カエンペッパー、ガーリックグラニュー、ジンジャー、ディル、オールスパイス、カルダモン、クローブス、スターアニス、セイジ、タイム、ナツメグ、ブラックペッパー、ベイリーブス
これらの香りを一個ずつ嗅いでみたいという夫の希望で、このセットを購入しました。中のスパイスを出すとこのような状態です。
セットの中には、スパイスと一緒に、このスパイスを使って作る「チキンカレー」と「キーマカレー」のレシピが入っていました。
カレー粉を混ぜて熟成させる
まずは、カエンペッパー以外のスパイスをボウルに入れて混ぜ合わせます。
カエンペッパーは辛みを出すので、この段階では加えず、調理の際に大人の分にだけ加えることにしました。
これだけのスパイスが手元にあることはめったにないことなので、一つ一つ香りをかいでみました。
子供たちはいろんな香りに鼻がびっくりしたようで、早々に離脱。大人も20種類となると、嗅覚がなかなか疲れてきます。ターメリックやシナモン、ナツメグなど、なじみのある香りだとホッとしますね。
そんな感じでボウルに19種類のスパイスを入れて、軽く混ぜ合わせていきます。
香りの幅が広すぎると思ったのですが、ひとまとめにするとやはりカレー粉の香りです。カレーというのは、どれだけ複雑な料理なのでしょう。インドのご家庭では、これだけのスパイスが常備されているものなのでしょうか。
続いて、フライパンにサラダ油を入れ、混ぜたカレー粉を弱火にかけ5分ほど炒めます。火にかけるとカレーの香りがふわっとしてきます。食欲がそそられますが、まだまだ今日はカレーを作りません。
カレー粉を冷ましたのち、ジャムの空き瓶に入れて冷蔵庫で数日熟成させます。(我が家では1週間寝かせました)
自宅にあったジャムの空き瓶2つで、20人分のカレー粉がぴったり収まりました。ぴったり収まると気持ちいいですね。
カレー粉を作ったその日に使っても問題ないようですが、数日寝かせた方が味がまろやかになるようです。
キーマカレーを作る
5人家族の我が家では、普段から一度に10人前のカレーを作っているので、今回も10人分のキーマカレーを作ることにしました。筆者はナンづくりに専念したかったので、こちらは夫の担当です。
まずは、あめ色玉ねぎを作ります。
鍋にサラダ油とバターを入れて弱火にかけ、そこにチューブのにんにくとしょうがを加えます。みじん切りの玉ねぎを加えて、あめ色になるまでじっくり弱火で炒め続けます。
焦がさないようにと火を弱めすぎて、1時間かかってしまいました。あめ色玉ねぎを作るのは、実に根気のいる作業ですね。
あめ色玉ねぎになったら、カレー粉10人分を加え、弱火で香りが出るまで炒めます。
そこに、ひき肉を加えて火が通るまで炒めて、ホールトマトをつぶしながら加えます。
さらに、水と固形スープの素を加えて、沸騰させたら弱火にして10分ほど煮ます。
大人の分のカレーは別の鍋に取り分け、カエンペッパーを少し加えてさらに煮ました。
ナンを作る
カレー作りと同時進行で、母子でナンづくりもしました。
5人家族の我が家のナンのレシピはこちらに載せています。
ナンを普段から食べたい!手作りはどれだけおトクなのか検証する。 - 歩歩是道場
ボウルに強力粉+薄力粉を加え、ドライイーストと砂糖、塩を入れます。砂糖はイーストの栄養になるのでイースト横に、塩はイーストの力を弱めてしまうのでイーストから離れた場所に入れます。
イーストめがけてぬるま湯を入れ、混ぜます。その日の状況によって、水を入れる量は変わってくるので足りなければ追加で水を加えます。
ひとまとまりになったら、台の上にあけます。そしてひたすらこねる!
子供たちも好きな作業なので、のばしごねやら、たたきごねやら、もみもみしたり、自由にこねてもらいました。
筆者は昔、高い授業料を払ってパン作りを習っていたことがあります。そのときの技術が生かされる機会があって良かったです。
ボウルに入れてラップをして、一次発酵です。常温でも発酵しますが、この日はとても暑かったので、ベランダに少し置いてみました。20分くらいで、約2倍の大きさになりました。
ナン1枚分に切り分けて、丸めて少し休ませておきます(ベンチタイム)。16枚分にしました。
延ばし棒でひらぺったく延ばし、油を薄くひいたフライパンで両面を焼いて完成です!生焼けがいやなので、筆者は蓋をして焼きました。
手作りカレー&ナンを実食!
さあ、いよいよ実食です!
しっかりキーマカレーになっています。ナンもおいしい!子供たちも筆者も大満足。
夫は、トマトの酸味が強く出すぎていることと、カレーの味にもっと深みを出したかったようでした。
その二点は改善可能な項目です。
ホールトマトの量を減らせばよいですし、カレーの深みに関しては、さらにチャツネやガラムマサラを加えるという手段もあります。すりおろしりんごやバナナ、マーマレードを加えてもコクが増すようです。
次回作るときは、この二点を改善させてみようと思います。
これほどの手間暇をかけて、ようやく基本のインドカレーが仕上がったということなのでしょう。カレー作りを一からやるのは、とても時間がかかりますね。
余ったカレーは、その日の夜ご飯で食べました。
再びナンをつくる余力はなかったので、ターメリックライスを炊き、その上にキーマカレーをのせ、ゆで卵をトッピングしました。
ナンもおいしいですが、ターメリックライスもおいしいですね。冷蔵庫に残っていたターメリックでしたが、2020年10月の賞味期限前には使い終われそうです。
ターメリックについてはこちらに書いています。
◇◇◇◇◇
今回は、腰を据えてスパイスを混ぜるところからカレーを作ったお話でした。
体力的には疲れましたが、一度はやってみたかったことなので、よい経験になりました。
筆者はYouTubeでインドの映像を見ながら食べました。せっかく時間をかけてカレーを作ったので、この機会に思いっきりインドの文化に浸ってみるのも楽しいと思います。
じっくりのんびりカレー作りを楽しんでみてはいかがでしょうか。
ナンが大好きなので、特別な日だけではなく、できたら日常的にも食べたいです。手作りのナンはどれだけおトクに作れているのか、次回検証していきたいと思います。