食品ロスにしない!冷蔵庫に残っているマジョラムの使い道
マジョラムという、少し聞きなれないハーブをご存じでしょうか。
筆者が持っているレシピ本にある、チェコのチェスネチュカ(ニンニクスープ)を作るために、スーパーを三件巡って購入しました。それ以来、ずっと冷蔵庫に残っています。
今回は、マジョラムの使い道について取り上げます。
冷蔵庫にマジョラムが残っている方、それほどくせのないハーブなので使いやすいと思います。ぜひ普段の料理で、お気軽に使ってみてください。
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マジョラムとは
オレガノに似ているシソ科の多年草で、さわやかな香りのするハーブです。地中海や北アフリカ、西アジアで長年育ってきました。
肉や魚、レバーなどの臭み消しにも使われたり、ソーセージの風味付けに使われることもあります。
野菜や豆、シチューやスープなどの煮込み料理に使われます。
筆者がマジョラムを香った印象は、くせがなく、さりげないさわやかさがある感じがしました。
食用のハーブとしてだけではなく、そのエッセンシャルオイルはアロマテラピーでも使われています。免疫力の回復や、体を温める効果が期待されています。
マジョラムについては、これらのサイトに詳しく載っています。
マジョラム/Marjoram|スパイス&ハーブ検索|S&B エスビー食品株式会社
What Is Marjoram? Benefits, Side Effects, and Uses
マジョラムでクックパッドを検索したところ408品ありました(8/26時点)。
それらを参考に、普段の家庭料理で取り入れられそうな使い方をあげていきます。
マジョラムの使い道
洋風スープに加える
以前作ったチェコのチェスネチュカという料理は、ウィンナーやチーズ、クルトンなどを入れたニンニクのスープです。マジョラムと洋風スープとの相性はとてもよいようです。
筆者は、千切り野菜とウィンナーをコンソメで煮たスープをよく作るので、そこに加えてみました。
マジョラムを早い段階で加えて煮たところ、ほぼ香りが飛んでいたので、香らせたい場合はスープを作り終わってからかけたほうがよさそうです。
子供たちはなじみのない味だと食べなくなってしまうので、香りが飛んでいるくらいでちょうどよかったです。大人の分にだけ、追加で振りかけました。
いつものスープに、ほのかにさわやかな風味が加わりました。
以下に、マジョラムスープの写真をのせます。
「珍しいハーブなので、特別な料理を作らないといけない」と思ってしまうと、マジョラムを使う障壁が高くなってしまい、なかなか使わなくなってしまいます。普段作る料理で、気軽に取り入れてみるとよいと思います。
ポトフや、ラタトゥユなどの洋風の煮物にもいいですね。
オムレツに加える
オムレツを作るときにマジョラムを加えて、マジョラムオムレツにしてもよいですね。
我が家では青のりを混ぜた卵焼きが定番なのですが、同じ卵料理でも、マジョラムを混ぜてオリーブオイルでオムレツを作ったら、一気に洋風になります。
ハーブのさわやかさをふわっと感じられるオムレツに仕上がりました。
普段とは違う卵料理に変身させることがことができました。
【9/4追記】
マジョラムを加えた卵焼きを、娘のお弁当に入れたところ、色味がいやだったようで食べませんでした。マジョラムの色が黒っぽくなっていて、少しおいしくなさそうな見た目だったようです。
お弁当にはちょっと向かないようです。
チーズトーストに加える
チーズトーストを作る際に、マジョラムを振りかけてトーストしました。
朝ごはんでは、簡単に栄養を取りたいです。ドライハーブなら手軽に加えることができるので、朝食の栄養化を少しでもアップさせることができますね。
食パン一枚だけでは満足できないことがありましたが、ハーブがかかることでチーズトーストの満足度が高まります。二枚目を食べずに済みました。
パスタにかける
ミートソースパスタの上から、パセリみたいに振りかけても合いそうです。
ミートソースの味に飽きてきたときに味を変えるために粉チーズをかけるのですが、粉チーズでなくマジョラムをかけるという方法もよいですね。
ハンバーグに混ぜる
ソーセージの風味付けに使われるくらいなので、肉料理に合うということですね。ハンバーグの具を混ぜ込むときにマジョラムを加えたら、肉の臭み消しにもなり、よいと思いました。
ハンバーグの臭み消しにはナツメグを加えていましたが、今ナツメグを切らしているので、臭み消しにマジョラムを加えて作るというのも手ですね。
白身魚料理に加える
白身魚をムニエルにする際に、薄力粉と一緒にまぶしてもよいですね。
アクアパッツァをするときに振りかけてももおいしそうです。
上品なさわやかさが、たんぱくな魚料理にとても合うと思います。
ポテトにかける
一口サイズに切ったジャガイモを揚げ焼きし、塩や青のりをふって食べることがあります。
青のりの代わりにマジョラムをかければ、いつもとは違った味わいが楽しめそうです。
塩味のポテトチップスにかけてもよさそうと思いました。筆者は、ポテトチップスだとのり塩が大好物なのですが、たまには違った味も気分転換になってよいですね。
マジョラムはよかった。でもオレガノを選ぶと思う。
この度、改めてマジョラムを香って食べてみたことで、くせがなくさわやかで、どんな料理にも取り入れやすいハーブであることがわかりました。
レシピ本の中でマジョラムを使う料理はチェコのチェスネチュカのみだったので、筆者の中で「マジョラムはチェスネチュカを作るときに使うもの」という頭になっていました。
なかなかなじみのない材料を使うときは、応用することが難しいという方も多いのではないでしょうか。
マジョラムは普段の料理で気軽に取り入れやすいハーブなので、固定概念は外して、どんどん使っていって大丈夫だと思います。
ただ、次にこのようなハーブを買うときには、マジョラムではなくオレガノを選ぶとよいかと思います。マジョラムとオレガノは似ているので、それならばオレガノのほうが、イタリア料理やメキシコ料理などによく使われており、レシピもたくさん出ています。(クックパッドで11060品あり。8/31時点)
オレガノならどこのスーパーでもあるので、購入するために探し回る必要もありません。
筆者がよく使う楽天西友ネットスーパーには、オレガノはありますが、マジョラムの取り扱いはありませんでした。オレガノは、小瓶で167円/3gで、詰め替えでも売られており80円/2.5gです(8/26時点)。
◇◇◇◇◇
今回は、冷蔵庫にマジョラムが残っていたため、その使い道について取り上げました。マジョラムは日本ではレアなハーブでしたが、筆者と同じように冷蔵庫に残っていたという方はいらっしゃいましたでしょうか。
以前、冷蔵庫に残っていたターメリックの使い道についても取り上げました。ゴールデンラテがかなり気に入ったので、ターメリックは順調に使えています。
我が家の冷蔵庫に残っているスパイスの中で、次の大きな課題は「五香粉(ウーシャンフェン)」です。台湾料理の魯肉飯(ルーローハン)を作るのに使いました。
この香りはとてもくせがあるのです。そこが異国情緒を感じられて楽しいところであるともいえるのですが‥。
五香粉にどのような使い道があるのか、またどこかのタイミングで取り上げたいと思います。
自宅にある食材はすべて使い切って、食品ロスにしませんように!