歩歩是道場

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家庭ごみ(資源)をきれいに出して次につなぐ【古紙編】

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なるべくごみを減らしたいところですが、どうしてもごみは出てしまいます。

何気なく出している家庭ごみ。自分の出し方で正しいのか気になってきてきて、これまで資源ごみの出し方やリサイクルについて取り上げてきました。

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今回は、古紙の出し方について取り上げていきたいと思います。普通に生活しているだけで、実にたくさんたまってきます。

筆者の地域での出し方になるので、その点はご了承ください。実際に出す際は、お住まいの地域のルールをご確認ください。

 

 

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古紙の種類とリサイクル

公益財団法人 古紙再生促進センター |によると主な古紙の種類は、新聞、ダンボール、雑誌、雑がみ、飲料用紙パックとなります。

筆者の住んでいる江東区では、新聞、雑誌・雑がみ、ダンボールというくくりで回収されています。以前住んでいた区では、飲料用紙パックは分別して回収されていました。

 

これらの資源は、古紙問屋で回収されたのち、製紙工場で再び紙原料となり、紙加工工場で再び商品となり消費者の元に再び届きます。

集められた古紙から作られる主な紙製品は、以下のようになっています。

  • 新聞 ⇒ 新聞用紙、コピー用紙
  • ダンボール ⇒ ダンボール箱
  • 雑誌 ⇒ 菓子箱、書籍
  • 雑がみ ⇒ ダンボール箱
  • 飲料用紙パック ⇒ トイレットペーパー

(参考元:紙リサイクルの基礎知識 | 公益財団法人 古紙再生促進センター

 

家庭から出す段階で、地域のルールに従ってしっかりと分別することで、スムーズに目的の紙製品に生まれ変わらせることができますね。

 

雑がみとは? 

雑がみというものが判断が難しところだと思いますが、具体例が古紙再生促進センターのサイトに載っています。

具体例は以下のとおりです。

  • 投込チラシ
  • 包装紙
  • 紙袋
  • 封筒(窓のプラスチックは除きます)
  • はがき
  • ダイレクトメール
  • 学校配布のプリント
  • ノート
  • 使用済みのコピー用紙
  • メモ用紙
  • 紙製ファイル(金具など紙以外は取り除く)
  • ティッシュ・お菓子・おもちゃなどの紙箱
  • カレンダー
  • トイレットペーパーの芯

(参考元:家庭からリサイクル | 公益財団法人 古紙再生促進センター

 

古紙から作られる再生紙を利用することで、森林を過剰に伐採することなく紙製品を作ることができます。

資源回収に適した古紙を正しく出すことは、良質な紙を作り、森林を守る一歩になります。

 

雑がみの資源回収で出さないもの(製紙原料にならないもの)

紙製品ならなんでも雑がみとして古紙回収に出してOK、というわけではないようです。

古紙再生促進センターが定める、主な禁忌品の例として、以下のものがあげられていました。

  • かばんや靴などの詰め物
  • アイロンプリント紙
  • 点字印刷物
  • 臭いのついた紙(石鹸や柔軟剤の包装紙)
  • 食品残渣のついた紙
  • ワックス付きダンボール
  • 不織布
  • 使い捨て紙おむつ
  • 合成紙(地図や選挙ポスターなど)
  • 箔押しされた紙(折り紙など)
  • 建材に使用される紙
  • 圧着はがき
  • シール・粘着テープ等
  • 防水加工された紙
  • カーボン紙・ノーカーボン紙、レシート
  • 写真
  • クッキングシート
  • ラミネート紙、樹脂・アルミコーティング紙
  • 着色した果物類のクッション材
  • 複合材(通販用緩衝封筒)

(参考元:紙リサイクルの基礎知識 | 公益財団法人 古紙再生促進センター

 

上に記してある参考元のサイトをご覧いただくと、写真付きできれいに紹介されています。

また、PDFで、なぜ出してはいけないのかという理由も一緒にのっています。例えば、靴やかばんの詰め物をリサイクルで出してしまうと、古紙処理過程で取り除けずカビ状の斑点になって現れてしまうようです。

 

上の物の中で、筆者はレシートやシール、靴の詰め物は資源回収に出してしまっていました。余計なことをしていました‥。

これらはリサイクルとしてはNGということでしたので、今後気を付けます。

 

再生紙を作る資源となるものを古紙として出すという意識が必要ですね。余計な物を出してしまうと、資源回収後に、余計な分別作業をさせてしまうことになります。

 

 

古紙分別チェッカーで確認できます

古紙に出せるのか気になる方は、古紙再生センターのサイトに「古紙分別チェッカー」というものあるので、ここで確認できます。

紙リサイクルチェッカー | 公益財団法人 古紙再生促進センター

 

紙の種類を選び、その紙の状態を選ぶと、リサイクル可能か診断結果が出ます。

ガムテープが貼られている封筒の場合は、上のチェッカーで調べたところ、

「粘着物を取り外せば可能」

とのことでした。

とても細かい分類がされているので、気になったものに関しては調べてみると、安心して古紙回収に出すことができます。

明るい雰囲気で見やすく、リサイクルが楽しくなるようなサイトです。

 

資源回収の出し方

江東区での出し方は以下の通りです。お住まいの地域によって出し方は異なると思うので、ご参考まで。

  • 新聞:折込チラシも新聞と一緒に束ねてひもでしばる。
  • 雑誌・雑がみ:折りたたんでひもでしばるか、紙袋に入れる。
  • ダンボール:必ずたたむ。数枚あるときは、束ねてひもでしばる。

 

筆者は、リビングの一角に紙袋を置いておき、「雑がみを入れる場所」を用意していていました。

雑がみを入れる用の紙袋の様子

 

これがけっこう便利な仕組みで、子どもたちが学校のプリント類で不要な物を自ら判断し、自分たちでそこに入れておくのです。

我が家では子どもたちの紙類が相当量になってくるので、紙類の処分は大きな課題でした。それが紙袋を置いておくだけで、不要な紙が目につかずためることができ、たまればそのまま資源に出すという一連の流れができて、とても便利でした。

 

ところが、最近の筆者の生活では紙袋がそこまでたまらないので、紙袋はあと数枚しかありません。

紙袋が過剰にたまっていることが若干ストレスだったので、こうやって使い切れることは、気持ちとしてはとてもすっきりとしています。

紙袋を使い切れてすっきりするところですが、新たな雑がみ入れをどうするかは、今後の検討課題です。

 

 

◇◇◇◇◇

 

今回は、古紙を資源回収で出す方法や、リサイクル、古紙回収に適さないものについて取り上げました。

ここで調べてすぐ、雑がみ入れの紙袋に入れていたレシートを取り除いておきました。知らなかったとは言え、自分の強すぎるもったいない精神に反省しました。

何事も過剰にしすぎないことって大切かも‥。「突き進むエネルギー」と「手綱を引いてコントロールする理性」、両方大事な気がします。

 

次回は、燃やすごみについて取り上げたいと思います。コロナ禍でごみの排出量が増えているというニュースを見ました。今一度、ごみをどのように出せばよいのか確認していきたいと思います。