歩歩是道場

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燃やすごみの出し方の確認と出した後の行方

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なるべくごみを出さない生活を送っていきたいのですが、どうしてもごみは出てしまいます。

それなら資源として再び使用できるものは、せめてリサイクルされやすい状態で出して次につなげていきたいと、資源ごみの出し方やリサイクルについてこれまで取り上げてきました。 

今回は、燃やすごみの出し方や、出した後の行方について取り上げます。何気なくごみ出ししていますが、自分の出し方で間違っていないか気になったので、今一度確認したいと思います。

筆者の住む地域での出し方になりますので、実際に出す際はお住まいの地域のルールをご確認ください。

 

 

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燃やすごみの出し方について

江東区のサイトによると、燃やすごみの主な種類や出し方は以下のように記されています。

  • 生ごみ(水気を切る)
  • 少量の枝・葉(30㎝程度に切断してひもで束ねる)
  • 資源にならない紙くず
  • 紙おむつ(汚物は取り除く)
  • 製品プラスチック
  • ゴム製品
  • 皮革製品
  • 廃食用油(凝固剤で固めるか紙や布にしみこませる)
  • 衣類(繊維くず)
  • 汚れの落ちない容器包装プラスチック・ペットボトル

 

これらの燃やすごみを出すにあたって、江東区ではいくつかの注意点があります。

  • 燃やすごみに出せるものは、おおむね30㎝未満のものになり、それ以上のものは粗大ごみで出す。
  • 竹串などの鋭利なものは、紙などに包んで「キケン」と表示して出す。
  • はずせる金属ははずして、燃やさないごみで出す。
  • 袋の口はきちんとしばる。
  • 水気をよく切る。

さらに、環境省のサイトを見ると、「普段からごみの減量を心がける」「ごみ袋の空気を抜いて出す」というのも書いてありました。

 

資源になるものは資源として出し、燃やさないごみや粗大ごみのものは別で出し、そして残った物が燃やすごみになりますね。

燃やすごみを出す側の意識としては、ごみを運ぶ人のことを考えて出すということだと思います。

鋭利な物が入っていると手をケガすることもあるし、袋が破れてごみが散乱してしまうかもしれません。袋のしばりが甘くてもそうですね。

水気があるままだと、余計に重くなり、とても不衛生です。

ごみ袋に空気が入った状態だと、ごみ収集車に入れた際に、まれに破裂することがあるようです。

 

特に考えずにごみを出していましたが、安全に衛生的に運べる状態であるか、ごみ出しする前に少し気にしようと思いました。

 

感染症対策のマスク・ティッシュ等の捨て方

環境省のサイトに、新型コロナウィルスなどの感染症に感染した場合やその疑いがある場合の、マスクやティッシュの捨て方が載っています。

ごみの捨て方

  1. ごみ箱にごみ袋をかぶせます。いっぱいになる前に早めに2の通りにごみ袋をしばって封をしましょう。
  2. マスク等のごみに直接触れることがないようしっかりしばります。※万一、ごみが袋の外に触れた場合は、二重にごみ袋に入れてください。
  3. ごみを捨てた後は石鹸を使って、流水で手をよく洗いましょう。

参考元:新型コロナウィルスなどの感染症対策としてのご家庭でのマスク等の捨て方http://www.env.go.jp/recycle/waste/sp_contr/infection/leaflet-katei.pdf

 

ごみを運ぶ人の安全のため、ごみが外に出ないようにすることが大事ですね。密閉もそうですし、袋が破けないこともとても大事です。

万一筆者がこのシチュエーションになったら、密閉性を高めるために、最初から二重にしておこうかなと思いました。

資源を余計に使ってしまいますが、その時期は出来る限り安全性を高めることを優先させたいからです。

 

燃やすごみのその後

東京23区の燃やすごみのその後の流れについては、東京二十三区清掃一部事務組合のホームページに詳細が載っています。

www.union.tokyo23-seisou.lg.jp

 

東京23区で出された燃やすごみは、各区で収集・運搬が行われ、清掃工場で燃やされています(800℃以上で!)。

焼却することで、ばい菌や害虫、臭いの発生を防いで衛生を保つことができ、容積を20分の1に減らすことができます。

 

燃やすごみの焼却により発生した熱エネルギーは、施設内の電力などで使われたり、電気事業者や熱供給事業者に売却されたり、近隣の温水プールなどに利用されたりします。

焼却灰の一部はセメント原料として使われ、残った焼却灰は埋立処分となります。この埋め立てられる最終処分場が、東京23区の場合は、あと50年分しかないということです。

 

埋立地は「埋め立てたら終わり」ではありません。

埋め立てられた土地に雨が降ると、ごみに雨がしみ込み、そこから汚濁物質の入った水が浸み出ます。この侵出水はそのまま海に流すことができないので、水を処理してから水再生センターに送られています。

このような環境保全対策は、埋立が終了後も周辺環境に影響を及ぼすことがなくなるまで、長期間行われます。

江東区若洲の埋立は昭和49年に終わっているのですが、今だに侵出水の処理を行っているようです。埋め立ててから約46年経った今も、埋め立てた土地からの侵出水に汚濁物質が含まれているということです。実に長丁場です。

 

◇◇◇◇◇

 

今回は、燃やすごみの出し方の確認と、出した後どうなるのかについて取り上げました。

東京都の最終処分場があと50年ほどであることや、埋め立てた後にも周辺環境への影響を長丁場で管理して抑えていく必要があると思うと、やはり「ごみを減らしていきたい」という気持ちになりますね。

「ごみを減らす」ことと「自分がスムーズに暮らす」というのを、ちょうどよいバランスで実践していくことは、今後の筆者の課題です。

大きな課題はありつつも、日々のごみは出てしまうので、ごみを出すときにはせめて、しっかり封をして中身が出ないように出したいと思います。

資源同様、ごみもきれいに出したいものです。