飲料のアルミ付き紙容器(テトラパック)のリサイクル
先日オーケーに買い物に行ったついでに、改めてリサイクルボックスのところを見てみました。
牛乳パック回収ボックスのところに「内側にアルミが貼ってあるものも回収しています」との記載がありました。
筆者の地域の古紙回収では、裏がアルミの物の回収はしていなかったので、これまで燃やすごみで捨てていました。リサイクルできるなら、ごみにしたくないと思います。
今回は、アルミ付き紙容器のリサイクルについて取り上げます。
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テトラパックリサイクル
筆者は豆乳をよく飲みます。この紙パックにアルミ付き紙容器が使われています。
通常の紙パックとは異なり、長期常温保存が可能なので、被災地や家庭でのストックにも大変便利です。
ところがリサイクルとなると、再生紙工場の従来の設備では対応できず、手間とコストがかかってしまうため、地域の資源回収ではなかなか広がっていきませんでした。
そこで、2008年からテトラパック リサイクル便という取り組みが始まりました。
アルミ付き紙容器もリサイクルできるということを消費者に知ってもらい、当たり前にリサイクルされるようにすることを目的とした取り組みです。
豆乳の底を見てみると、『Tetra Pak』の文字とマークが印刷されています。
豆乳の他にも、コーンの容器の底にもマークがありました。
このマークが入っている容器がアルミ付き紙容器(テトラパック)について、リサイクルの仕組みが整えられています。
開始当初は1.5㎏の回収実績だったのが、現在では年間7トン回収されています。
筆者はそのことを全く知らず、豆乳の紙パックはこれまで燃やすごみで出していました。
普段使うスーパー(オーケー)で回収されているなら、買い物ついでに出すことができますね。これなら、無理なくリサイクルできます。
どこで回収しているの?
自治体によっては自治体の資源回収で集めているところもあるかもしれませんが、筆者の住む江東区では回収しておりません。(自治体では回収)
テトラパックリサイクル便のサイトに、アルミ付き紙容器の回収拠点を都道府県別で調べられるページがあります。
アルミ付き紙容器の回収拠点等検索|「家庭森林」を活用しよう!~テトラパックのリサイクル活動
10/6時点で、東京都での回収拠点は以下のようになっていました。
- スーパー(いなげや、オーケー、コモディイイダ、サミット、ピーコックストア、ベルク、マルエツ、ヤオコー、ライフ)
- 生協(コープみらい、東都生協、パルシステム生活協同組合)
筆者の場合は、オーケーで買い物をする頻度が高いのですが、ライフもたまに利用するので、そこでも出せます。
個人でリサイクルに出すこともできます
生活圏内に回収拠点がない場合は、個人でリサイクルに出すことができます。
テトラパック リサイクル便でメンバー登録をして、専用回収箱の請求します。
その回収箱に、開いて洗って乾かしたアルミ付き紙容器を封入して送ります。着払い伝票がついているので、発送者側には送料はかかりません。
他にも、ベルマーク財団でも集めています。ベルマークなので、学校を通じての回収になります。
この場合、テトラパックを回収する登録を、PTAや学校であらかじめしておく必要があるので、通われている学校で集めているかは確認する必要がありますね。
筆者の子供たちの学校では、ベルマークの回収はやっているものの、アルミ付き紙容器の回収は行われていません。
リサイクルに出すときの注意
リサイクルに出すときは、切って開いて、洗って乾かしてから出します。
1Lの豆乳容器の注ぎ口は、内側がギザギザになっていたので、手を切らないように気を付けて取り外してください。
ストローやストロー袋などは、お住まいの処分方法で処分してください。
サイズは、200mlなどの小型のものから、1L の物まで、なんでもよいようです。
こちらに詳細が載っています。
地域の資源回収や、牛乳パックを回収しているところでは、アルミ付き紙容器は出せないことが多いのでご注意ください。
アルミ付き紙容器も回収できる場所はまだ限られているので、リサイクルに出す際は出しても大丈夫なのかご確認ください。
◇◇◇◇◇
今回は、裏にアルミが付いている紙容器のリサイクルについて取り上げました。
アルミ付き紙容器はリサイクルできないものと思い込んでいたので、リサイクルする方法を見つけて、なんだか嬉しかったです。
資源にできるものは、なるべく資源にして、ごみを減らす生活を送っていきたいなと思います。