歩歩是道場

日々の暮らしが学びの場。小さな一歩を積み重ねていくブログです。

不要になったキックバイク。もう一度生かされる方法を考える。

不要になったキックバイクの様子

 

まだ使えるけれど使わない物。

こういうものの処分は、どこかもったいなくて躊躇してしまいます。

我が家では、10年物の子どものキックバイクが不要になりました。

結局ジモティーに出品したのですが、その判断に至るまでいろいろな方法を検討しました。

今回は、古いけどまだ使える物をどのように手放すのか、思考過程を振り返っていきます。

 

 

スポンサーリンク

 

子どもの成長に伴いキックバイクが不要に

末っ子が子ども用の自転車に乗るようになり、キックバイクに乗らなくなりました。

キックバイクとはペダルのない自転車のようなものです。

『ストライダー』という商品が有名ですが、筆者が持っているものは10年前にアサヒ自転車で5000円程度で購入したものです。

3人の子どもが使ったので、全体的に傷や落ちない汚れもありますし、錆びてもいます。

見た目としては年月分の古さがどうしてもありますが、つい最近まで末っ子が乗っており問題なく使えます。

 

古くはなっているけれど、まだまだ使えるキックバイク。

さて、どうしていきましょう。

 

粗大ごみに出したらどうなる?

仮に、粗大ごみに出してみるとします。

筆者の住む区では、子供用遊具(竹馬、トランポリン、ホッピング等)や16インチ未満の自転車は400円で出せるので、このキックバイクも400円かかります。

粗大ごみ回収日の予約をし、400円分の粗大ごみシールを貼って、当日朝に出すことになります。

 

回収されたキックバイクはどうなるのでしょうか。

 

東京23区では、粗大ごみは中央防波堤内側埋立地にある粗大ごみ破砕処理施設で処理されています。

まず、区の粗大ごみ中継所や粗大ごみ破砕処理施設の受け入れヤードで、可燃系と不燃系とに手作業で選別されます。

可燃系は細かく砕いて燃やされ、不燃系は細かく砕いて鉄を回収してから埋め立て処理されています。

 

キックバイクは不燃系の粗大ごみになるので、埋め立て処理されることになるでしょう。

都の廃棄物埋立処分場には限りがあります。

なるべくこのキックバイクが生かされることが望ましいです。粗大ごみに出すのは最終手段としたいと思いました。

 

<参考元>

東京二十三区清掃一部事務組合/粗大ごみの処理

限りある処分場(ごみ埋立ての歴史)|東京都環境局

 

身近な人に譲るのはどうだろう?

もしも知り合いでほしい方がいらっしゃったら、譲る方法もありますね。

雑談の中で「キックバイクほしい」という話が出たら、「うちに不要な物あるけどどうかな?」と話題にしやすいです。

 

ところが、最近は雑談の機会も少なくなったため、なかなか自然な流れがきません。

わざわざLINEで聞くというのも、なんだか負担をかけてしまいそうな気がしてしまいます。

「もらう」と言われても、見た目があまりよくないのに気を遣ってひきとってくれたのかなと思いそうだし、断られたときには、お断りするのに気を揉ませたのかなとどこかで思ってしまう気がします。

 

コロナが流行る前は、普段から人と接していたので、不用品を譲るのにそこまで考えてはいませんでした。

直接会ったときに話すと、相手の雰囲気から「これはOK、これはやりすぎ」ということをなんとなく感じるので、こちらも譲ってもよいのか判断をしやすかったです。

コロナ禍で、LINEなどのやりとりが中心になってくると、文面から気持ちを読み取るしかないので難しいですね。わざわざ電話する要件でもないですし。

 

自分が人から不要品を受け取る場合を考えると、筆者はけっこうありがたくもらうほうです。

子どものものは期間限定なので、お下がりが大変助かります。

また、手元にあるもので何とかするという暮らしが好きなので、我が家にやってきたものが、自分の暮らしの中にどう溶け込んで生かされるかというのも、楽しみなのです。

ですが、多少の管理の負担が増えてしまうことは確かです。処分するにも、頂いたものだし‥という思いはどこかに生じています。

そう考えると、「人からお下がりをもらうありがたさ」と「物が増えてしまう負担感」の感じ方のバランスは、人によって異るものだなと思います。

 

今回の物はキックバイクです。場所もとりますし、譲った先でもいずれ不要になるものです。

お互い気を遣う状況になるかもと思ったので、知り合いに譲るのはやめました。

 

メルカリ出品は無理だな‥

メルカリの出品は早々にあきらめました。

まず、あまりきれいではないことです。10年も使っており、持ち手の部分が少し切れていたり、錆びているのです。この状態では、自信を持って出品できません。

最近は出品者もかなり多いので、買取手はつかないかなと思います。

 

また、たとえ売れたとしても、大物なので配送料がかなりかかってしまいます。

配送料を差し引くと、結局マイナスになってしまいそうなので、そこまでしてメルカリでの出品作業をしようとは思いませんでした。

大物だと梱包も一仕事です。

 

今回はジモティーがベストだった

そこで、今回筆者が利用したのは『ジモティー』です。近隣住民で不用品の受け渡しができるサイトを利用して、欲しい方を探すことにしました。

このキックバイク、実用面ではOKなものの見た目がよいとは言えない状態なので、0円で出品しました。

結局、出品して15分もしないうちに引き取り手が現われ、二日後に自宅近くでお渡しすることになりました。

 

現状を知ったうえでほしいと思ってくれた方に譲ることができることと、直接の受け渡しになるので送料が発生しないところが、今回の筆者のケースでは、ジモティーのサービスがとてもニーズに合っていました。

 

寄付という手段も選択肢に入れたい

近所の児童館や児童遊園など、使ってくれそうな施設に寄付するという選択肢もありますね。

筆者が遊びに行く児童遊園では、あちこちからお下がりで持ってこられたと思われる三輪車などがあるのです。

今度遊びに行ったときに、寄付を受け付けているのか、確認だけでもしておこうと思います。

近所の子たちの共有物になったなら、とても嬉しいですよね。

 

◇◇◇◇◇

 

今回は、不要になったけれどまだ使えるキックバイクを、どのように次につないでいくかについてのお話でした。

物のやり取りが生じるときに、双方にとってよい結果になるといいですよね。

今回はジモティーを利用して良かったです。

このように手放す方法をじっくり考えると、物を取り入れるときにもじっくりと考えていきたいと思いになりますね。

こういう一つ一つの積み重ねで、暮らしができてくるんでしょうね。