のんびり楽しむ益子陶器市の魅力とそこで出会った器たち
益子陶器市というイベントをご存じでしょうか。
毎年春と秋に、栃木県益子町一帯で行われる大規模な陶器市です。
町のあちらこちらに作家さんのテントが並び、春には40万人以上が、秋には20万人以上の人々が訪れる、器好きにはたまらないイベントです。
新型コロナウィルスの影響で、2020年春・秋の陶器市はWEB開催となりました。
今回は、筆者の大好きなイベントである『益子陶器市』について取り上げます。
これまで筆者が購入した素敵な器たちも、合わせてご覧ください。
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第2回益子WEB陶器市について【終了しました】
第2回益子WEB陶器市は、2020年10月31日から11月10日までの11日間開催されました。
WEB陶器市のサイトはこちらです。
このサイトで作品を探す際には、アイテムの種類、陶器市のマップ、お値引き品、一点物、出品者一覧、と、各自のニーズに合わせた方法で探すことができます。
小皿がほしい!と決まっている方は「アイテムの種類」から選べますし、偶然の出会いを楽しみたい場合は「陶器市のマップ」から選ぶのもいいですね。
好きな作家さんの作品を見たい方は、検索窓に作家名を入れるか、「出品者一覧」で探す方法があります。
人気商品は早めに売り切れてしまうので、「完売」となっている作品もけっこうあります。
益子陶器市の魅力は、いろんな作家さんの作品が一堂に会しているというところです。
これだけ多種多様な器をいっぺんに見られる機会はなかなかないので、購入しなくても、いろんな作品を眺めているだけでとてもおもしろいです。
2020年春からWEB開催になっていますが、全国どこからでも気軽に器を見ることができる点は、けっこうよいですね。
実際に触って、さまざまな角度から眺め、作家さんと話をして購入できることが一番よいことはもちろんです。
ですが、筆者は車で往復8時間くらい運転して行っていたので、WEB開催という気軽さは、これはこれでなかなかよいな~と思っています。
2018年春の益子陶器市の様子
筆者が実際に足を運んだのは、2017年春と2018年春の二回です。
栃木県に住んでいた友人の紹介で、行くようになりました。
時間が経つにつれて駐車場が混んでくるので、2018年は7時半に到着するように行きました。
朝早く着けたので、会場の中心に近い駐車場に停めることができました。
販売店約50店舗のほかに、約500ものテントが立ち並びます。テントを見て回るのが、それぞれ個性的でとてもおもしろいです。
区画ごとに、『かまぐれの丘』『路地裏テント』『じゃりん小径』など、おしゃれな名前が付けられています。
好きな作家さんのSNSなどを見ると、「かまぐれの丘の○○に出店しています」などと書かれていたりするので、それを頼りにお店を探しに行くこともできます。
友人たちと歩きながら、テントで器を眺めたり、作家さんとお話したり。
小腹が空いたら出店で買ったり、芝生で少し休憩したり。
器を作る人も、器を買う人も、自由でのんびりした雰囲気を、一日楽しむことができます。
筆者が行った日はたまたま晴天でしたので、気分爽快でした。
ただし、大人気のイベントなので、人はかなり多いです。
また、人気の作家さんの品は、早々に売り切れてしまうことがあります。筆者は7時半についてから、真っ先に目的の作家さんのテントに行きました。
友人と話すのは、器との出会いは縁だ、ということです。
もしも売り切れていたら、その日はその器とはたまたま縁がなかっただけで、思いがけない場所で別の器との縁があるかもしれない。
また来年行ったら、今度は目的の作家さんの器を買えるかもしれませんし、そういった縁をそのまま受け入れればいいかなと思いました。
益子陶器市の自由でのんびりとした雰囲気が、そう思わせるのかもしれませんね。
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益子陶器市で手に入れた器
筆者が益子陶器市で手に入れた、お気に入りの器をご紹介します。
よしざわ窯
当ブログでもたまに登場しているこちらのお皿は、2018年に購入したものです。
深いブルーの色味や、釉薬のムラのある感じ、デザインのかわいさと素朴な作りが気に入っています。
よしざわ窯さんは、今回の益子WEB陶器市では参加されていないようです。
よしざわ窯さんの作品は、こちらのネットショップでご購入いただけます
渡辺篤さん
こちらのお皿は2018年に購入しました。こちらも深みのあるブルーで、気に入っています。
渡辺篤さんは今回のWEB陶器市に出品されていますが、早々に完売になっていました。
村山大介陶芸研究所
左奥のカップは2017年に、右手前のマグカップは2018年に購入したものです。
カップを持った時に、内側のブルーの様子が「深い海みたい!」と思いました。
ブルーがとてもきれいなので、このままの色を保ちたいと思い、基本的に水やお湯を飲むのに使っています。
2017年に作家の村山大介さんとも少しお話させていただきました。とてもフランクに話してくださり、作り手の方と直に話せる陶器市の楽しさを教えていただいたように思います。
今回のWEB陶器市には参加されていないようです。
村山大介陶芸研究所のサイトはこちらです。
桜井ケンイチさん
2018年に次男と娘へのお土産に購入しました。
作家の桜井ケンイチさんとも少しお話しました。
左の猫と蛙のお皿は、猫と蛙は一緒にいることはないけれど、一つのお皿に一緒に描いたことで「みんな仲良く」という想いを表したようです。
お皿一つ一つに、作家さんのいろんな想いがこめられているのですね。
下永久美子さん
こちらは2018年に長男のお土産に購入した、ハシビロコウのお皿です。
下永久美子さんは、動物が描かれた器をたくさん作られています。
下永さんの作品を筆者自身もとても気に入り、今回のWEB陶器市でも購入しようと思っていましたが、早々に売り切れていました。
余談ですが、ハシビロコウっていいですよね。何を考えているのかわからない静かな佇まいが、何とも言えません。
◇◇◇◇◇
今回は、益子陶器市について取り上げました。筆者のお気に入りの器までご覧いただき、ありがとうございます。
普段は節約志向の筆者ですが、益子陶器市では少し財布の紐がゆるみます。日々使うものがお気に入りだと気分よく暮らせるので、益子陶器市ではあまり財布を気にしないでよし、と自分の中で決めています。
今ある状況で最善を尽くしてイベント開催してくださっている、益子WEB陶器市実行委員会の方々には感謝です。
特に第一回のWEB陶器市は、新型コロナウィルスの流行により急遽WEB開催となったので、ご対応が相当大変だったかと思います。
実際に行って楽しむ陶器市は、コロナウィルスの状況が落ち着いてからの楽しみにとっておきます。一ファンとして、これからも応援しています!