お直しした上着を手放すことに。ユニクロのサステナブルな取り組み。
先日袖をお直ししたユニクロの上着ですが、着ていてどうしても違和感があったので、手放すことにしました。
ユニクロの回収ボックスに入れてきます。
今回は、この上着を手放すに至った思いを振り返ります。
また、ユニクロのサステナブルな取り組みについて、取り上げたいと思います。
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袖を短く縫い直したメンズの上着
実家から持ってきた上着を、袖を縫い直して着ていました。ユニクロのメンズのMサイズです。
裏地がついており、袖がすぼまる作りだったので、袖を短く縫うだけで一苦労‥。
そして、苦労した割には仕上がりがイマイチという、なんとも不毛なお直しでした。
詳しくはこちらに書いています。
袖のお直し。できることとできないことを知る。 - 歩歩是道場
遠目から見たら袖のイマイチさは目立たないし、この上着自体は着やすいデザインなので、子どもとの公園遊びにいいなと思って着ていました。
ところが、袖のサイズはピッタリになったのですが、全体的なサイズまで直したわけではないので、筆者にとって少し大きいところがどうしても気になりました。
手持ちのボトムスはゆとりのあるものが多いので、上もオーバーサイズになると、全体的なバランスが悪い気がするのです。
袖の長さを直しただけでは、全体的なサイズの違和感を拭うことができませんでした。
着心地の悪さを感じたまま過ごすのは、筆者にとって、暮らしの質を下げる一つの要因になってしまいます。
自分がなんとかできること(=袖のお直し)をした結果、やはりイマイチに感じたので、これは手放そうと思いました。
ユニクロの製品なので、ユニクロ店舗にある回収ボックスに出すことにしました。
この上着、ダウンやコートを着るまではないけど少し肌寒い‥という日にちょうどよかったです。
上着はなくなりますが、この時期に良さそうな厚めのカーティガンを持っているので、カーティガンとショールなどでこの秋をしのいでいこうと思います。
もしも「コレ!」と思うカジュアルな上着が見つかったら、購入してもOKと思っています。
そのときは必ず試着して、サイズ感を確かめることを忘れずに、ですね。
ユニクロのサステナブルな取り組み「RE.UNIQLO」
ユニクロの店舗に、不要になったユニクロ製品を入れられる回収ボックスがあるのをご存じでしょうか。
ユニクロでは、ユニクロ・ジーユーの全商品をリサイクル、リユースする「RE.UNIQLO」という取り組みを行っています。
各店舗の回収ボックスで集められた衣服のうち、着られる服は衣料支援に、着られない服はCO2削減に役立つ代替燃料への再生や、防音材に加工されるなどして使われます。
筆者の服はユニクロの物ですが、少し袖を縫い直したので、どういう判断をされるのでしょうか。
うまく縫えていないので、着られない服として使われるかもしれませんね。
洗濯をしてから、回収ボックスに入れます。
ユニクロダウンリサイクル
ユニクロのリサイクルの取り組みの中で、特にダウン商品のリサイクルに関しては、「服が、服に生まれ変わる時代」への挑戦として、新たな取り組みが行われています。
回収ボックスで集められたユニクロのダウンから、ダウン・フェザーを分離・再生させ、新たなダウン商品が作られているのです。
100%リサイクルダウン&フェザーを利用して作られた「リサイクルダウンジャケット」が、この秋冬の新商品として販売されています。
2021年1月31日までに、不要になったユニクロのダウン商品をリサイクルに出すと、500円割引のデジタルクーポンをもらえるようです。
もしご不要になったダウン商品がご自宅にありましたら、この時期にユニクロに持って行くとクーポンがもらえるので、ただ単に処分するよりおトクです。
詳細はこちらをご覧ください。
ペットボトルから服を作る取り組みは、ユニクロですでに行われていますが、服から服へのリサイクルというのはこのダウンが第一弾のようです。
これから、服から服へのリサイクルがますます進んでいくのでしょうか。
ユニクロのサステナブルな衣料品への取り組み、これからも注視していきたいと思います。
ちなみに、2020年11月10日の「ガイアの夜明け」でも、このリサイクルダウンのユニクロの取り組みが紹介されていたようです。
リサイクル技術とユニクロ価格を両立させるのが、かなり大変だったようですね。
ELLEのサイトには、工場のリサイクルシステムの様子が詳しくレポートされています。
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今回は、最近お直ししたばかりのユニクロの上着を手放すことに決めたお話と、ユニクロのサステナブルな取り組みについて取り上げました。
労力をかけてお直しをしたのにすぐに手放すなんてもったいない、と思うかもしれませんが、どこかで違和感を覚えてしまうならば、着続けている時間のほうがもったいなく思います。
お直しをする際に「袖を直せばすっきり着られるかもしれない」という仮説を立てて、実践してみました。
その結果、「やはりすっきり着られない」とわかったので、筆者自身とても納得して手放すことができます。
たまたまユニクロの製品でしたので、回収の仕組みがきっちりあるところも、すっきりと手放すことができる理由の一つです。
商品を提供しておしまい、ではなく、その後の始末まで考えて商品を提供するという形が、今後のスタンダードになっていくかもしれませんね。