子どもたちと近所のごみ拾い#3~子どもたちにどこまで任せるか~【江東輝地団】
次男の発案で、土曜の午後に1時間、『江東輝地団(こうとうきちだん)』という名で近所のごみ拾いをしています。
今回は、その三回目の活動の記録です。
新たなお友達が増え、人数が増えたことで、この活動が子どもたち同士で考えて行動する練習の場にもなっている、と思いました。
どこまで子どもたちに任せるか、どこを大人が口出しするのか。
ごみ拾いを通じて、子どもたちの成長も見守っていきたいと思いました。
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新しいお友達も一緒に、にぎやかなごみ拾い
2020年11月14日(土)14~15時で、前回・前々回と同じ川沿いの公園と、少し範囲を広げてごみ拾いを行いました。
メンバーは、先週も来てくれた2名とワンちゃん、新しく来てくれた次男のお友達親子、我が家の家族5名の、総勢9名+1匹です。
集合場所に集まったメンバーに対し、次男がごみの回収方法の説明を行いました。
燃やすごみになるものは各自の袋に入れ、分別が必要になるものは母(筆者)に渡すことを伝えました。
前回・前々回と同じ場所は、これまでのごみ拾いの成果なのか、ごみはけっこう少なかったです。
ただ、ベンチ周りには吸い殻や食べ物の袋などが目立っていました。どの公園でも、ベンチ周りにはけっこうごみが落ちています。
先週見つけたけれど拾わなかった、楽器を入れるような大きなケースは、今週は川の中にありました。
景観を考えると拾ってごみに出したいところですが、粗大ごみまで拾うとこちらの負担が大きくなりすぎるので、拾いませんでした。
先週拾った缶の中に虫が入っていたことから、缶を拾うのにかなり躊躇しましたが、最大限中身を出して虫がいないことを確認してから回収しました。
今回は幸い缶の中の虫に遭遇することはありませんでしたが、子どもたちがビニール袋にムカデのような虫がいるのを発見していました。
子どもたちは「あ、ムカデだ」というくらいで、なんてことないという様でぱっと払ってビニール袋を拾っていました。
虫への耐性は、子どもたちのほうがよっぽどありますね。
今回からの新しい子もいましたが、一緒に活動をして、ますます仲良くなった気がします。同じ目的を持って一緒に時間を過ごすと、距離がぐっと縮みますね。
そのような感じでにぎやかに、あっという間に一時間が終わりました。
燃やすごみは45Lのごみ袋1袋とレジ袋2袋、要分別のごみはレジ袋2袋でした。
リーダーシップの必要性を感じる
今回は9名でしたので、前回よりもリーダーシップをとってやる必要性を感じました。
遊びの延長線上でやっているのですが、複数の人が一緒に活動をしているので、各自が自由に動くより、ある程度場を仕切る人がいたほうが動きやすいと思います。
この会は次男の発案なので、基本的に小3の次男君がリーダーです。
集合時間・場所をきちんと伝えることはOKでした。
集まったときに、新しい子にもごみ拾いの方法の説明もしっかりできていました。
ごみ拾い最中も、分別が必要なごみは筆者のところに持ってくるように促していたので、よくできていました。
欲を言うと、新しい子が来ていたので、最初の集合時点で終わりの時間をしっかりと伝えておいてほしかったなと思いました。
ごみ拾い何時までやるんだろう、と気になってしまいますよね。
終わりの時間(3時)の確認も筆者が行っていたので、そこも次男がやってくれると、安心してリーダーを任せられますね。
もしも筆者がいなければ、案外自分たちで時間の確認もするかもしれませんが。
まだ始めたばかりなので、楽しくごみ拾いをするだけで十分OKなのですが、仲間が増えたことで、ゆるやかですがリーダーシップが必要になってきました。
これは次男にとって、場を仕切る練習としても、よい機会だと思いました。
想定外の出来事に対する対応
今回のごみ拾いで想定外の出来事が、2つありました。
一つ目の出来事は、一人の子が軍手を忘れてお姉ちゃんに持ってきてもらったことです。
最初の待ち合わせ場所で、お姉ちゃんが持ってくるのを待っていなければいけませんでした。
全員でそこで一緒に待っていてもよかったのですが、全員で待っている時間ももったいない気がします。
そこで筆者の判断で、長男と一緒に待ってもらうことにして、次男を含めた残りのメンバーで先に始めることにしました。
二つ目の出来事は、次男が転んで擦り傷を負い、けがの手当てのために次男と筆者が一旦離脱したことです。
筆者は要分別のごみを回収する役目があったので、離脱するにはその役割を他の人に任せないといけません。
筆者の判断で長男に要分別ごみの管理を任せ、メンバーにはその旨を伝え、次男と筆者で一時離脱しました。
基本的に、子どもたちの考えや次男のリーダーシップに任せるつもりでいましたが、想定外の出来事が起きると、子どもたちの意見を聞くことを筆者自身すっかり忘れてしまいました。
次男のケガに関しては、急を要することだったので大人の判断でよかったと思いますが、軍手を持ってくるのを皆待つのか、先にごみ拾いを始めるのかは、子ども同士で相談して判断してもらってもよかったかなと思いました。
大人が仕切ったほうが早いのでつい口出してしまいましたが、これは大人の会ではなく、子どもたちがメインの会です。
子どもたちが何かあったときにどういう判断をしてどういう行動をとるのか、そこを待つ心の余裕を、筆者自身も持ちたいと思いました。
ケガや危ないこと、負担になってしまうようなごみの判断というところは、口を出すと思います。
ですが、基本的には子どもたちが考えて判断することを尊重し、筆者自身はそっとサポートすることを心がけていこうと思いました。
◇◇◇◇◇
今回は、近所のごみ拾いの三回目の記録でした。
この活動で、子どもたちが人と一緒に何かをすることの楽しさを感じ、自分たちで考えて行動する、経験の一つになればよいなと思っています。
活動にご共感いただき大きなごみ袋を持って参加してくれたお友達親子、「楽しかった!また来週!」と言ってくれたお友達。
筆者自身も、人の温かさを感じています。