歩歩是道場

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子どもたちと近所のごみ拾い#4~コロナ禍の難しさと子どものシンプルさ~【江東輝地団】

次男坊の発案で、土曜の午後一時間だけ、『江東輝地団』という名前で近所のごみ拾い活動を行っています。

今回は、その四回目の記録です。

新型コロナウィルスの感染者数も増え、筆者自身はこの活動を進めて良いのか少し悩んでいるのですが、子どもたちはとてもシンプルに、その場を楽しんでいます。

 

 

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いい木を見たら登りたくなっちゃうよね

 2020年11月21日土曜日、少し風の強い秋晴れの気候の中、午後2~3時の予定でごみ拾いを行いました。

いつもの近所の川沿いの公園から始め、最終的には近所の大きな公園に行きました。

メンバーは、次男のお友達と我が家の三兄弟と、筆者の、5名です。

 

3週連続でごみ拾いをした効果があったのか、川沿いの公園のごみは随分なくなっていました。

そこで、今回はもう少しだけ足を延ばして、大きな公園まで行くことにしました。

 

これまでと同じく、燃やすごみの袋は各自で持ち、要分別のごみ袋は筆者が持ちました。

ペットボトルや空き缶など、要分別のごみを拾ったときには、筆者まで持ってくることになっています。

 

以前、空き缶の中に虫が入っていたことがありました。

この経験から、筆者は空き缶に恐怖心があるので、子どもたちは空き缶の中を確認してから筆者のところに持ってくるようになりました。

子どもたち、学習していますね。

 

大きな公園の敷地内に入ったところ、肉や魚のと思われる発砲トレイが散乱していました。

バーベキュー場のある公園ではありますが、バーベキュー場から離れたところです。

ごみ拾いをしていると、「なぜここにこれが!?」というものが、けっこうあります。

以前、楽器のケースなどもありました。

 

ごみを拾いながら公園内を進んでいくと、とある木の前に差し掛かりました。

子どもたちの身長に合った枝の高さ、枝が階段状に生えているところ、しっかりした枝の太さ。

大人ならスルーしてしまいそうな普通の木ですが、子どもたちはごみ袋を置いて木登りし始めました。

公園にあった木登りに最適な木の様子 

この木、中は登りやすくて家みたいだし、中から外が見えるのに外から中は見えにくいのです。

まるで秘密基地のよう!

 

終了時間まであと10分残っていたけれど、こんないい木があったら登りたくなっちゃうよね。

今回は少し早めにごみ拾いを切り上げることにし、木登り遊びをしていました。

拾ったごみは、燃やすごみがレジ袋2枚分と、要分別のごみがレジ袋1枚分でした。

拾ったゴミの様子。燃やすゴミレジ袋2つ分と要分別のゴミレジ袋1つ分。

 

コロナ禍で活動に対し悩む

ここのところ、新型コロナウィルスの新規感染者数が今まで以上に増えていることもあり、次男には、積極的に誘うことはしないでおこう、と話しました。

ですが、もし集合場所にお友達が来ているようなら一緒にやろう、としました。

 

遊びの延長線上でやっていることですが、ただの遊びとは違い、ごみを拾います。

もしかしたら、ウィルスが付着しているかもしれません。

感染者数の増大というニュースを見ていると、ゴミ拾い活動も自粛したほうがよいのだろうかと、どこか悩んでしまうのです。

 

一方で、軍手をして直接触れないようにしているし、手洗いもしっかりしているので、対策をした上でのごみ拾いならよいのではないかとも思います。

 

そういう風に頭の中がぐちゃぐちゃした状態なので、積極的に誘わないけれど、活動はするという形で、今回はやりました。

 

コロナ禍で、微妙な判断をしなければならない場面が度々あります。

どう気を付ければよいのか答えがわからない中、自分一人だけではなく、周囲の人とも一緒に過ごしていくのです。

未知のウィルスに気を付けながら社会生活を送ることの、難しさを感じています。

 

子どもたちはシンプルに楽しむ天才

結局一人のお友達が来てくれたので、一緒にごみ拾いを行いました。

 

筆者はぐちゃぐちゃと悩んでいましたが、子どもたちはなんてことないという風で、ただごみを見つけては「あった!」と取りに行き、いい木を見つけては木登りをしていました。

コロナ禍なのでマスクをしていますし、ごみ拾いなので軍手もしています。

できる対策をやった後は、ただシンプルに、目の前の出来事を楽しんでいる様子でした。

 

暮らしのシンプル化を進めている筆者ですが、思考や行動のシンプルさは、子どもたちに見習うところがあるな~と思いました。

 

子どもたち、目の前のことに頭も体も向き合って取り組んでいます。

楽しいことをやっている最中には、頭の中で別のことをあれこれ考えたりしていないんですよね。

そして、楽しければ笑い、疲れればグダグダしてきて、自身の内側の状態にも正直です。

子どもたちの様子を見ていると、マインドフルネスが地でできているような気がしました。

 

そういうシンプルさが、筆者にとってはなんともうらやましいところです。

きっと彼らなりにいろんな感情があると思うのですが、筆者に比べるとよっぽど楽しみ上手だな~と思うのです。

 

ごみ拾いを素直に楽しんでいる子どもたちと一緒に過ごしていると、筆者自身もとてもリフレッシュできます。

コロナ禍で引き続き悩むことはあるかと思いますが、よりよい答えを模索しつつも、楽しむときは素直に楽しんで、日々暮らしていきたいなと思いました。

 

◇◇◇◇◇

 

今回は、子どもたちと行った近所のごみ拾いの四回目の記録でした。

近所に登りやすい木を見つけられたのは嬉しかったです。

じいじが住む田舎に遊びに行ったら木の上に秘密基地を作ろう、と子どもたちと話していたので、その夢が少し早く実現した気分でした。