農家さんから頂いた大豆で初めてのきなこ作り
次男が学校で、農家さんの育てた大豆を頂きました。
大豆農家さんに教えてもらったレシピに倣い、この大豆からきなこを作ることにしました。
今回は、親子で大豆からきなこを作ったお話です。節分の豆が余ったときにも参考になるかと思います。
農家さんの温かい気持ちも一緒に頂きました。
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はじめてのきなこの作り
こちらが農家さんから頂いた大豆です。
まず、大豆を水で洗い、水分を切っておきます。
続いて、フライパンで中火でから炒りします。焦げないようにたまに木べらで混ぜながら、約12分炒りました。
大豆の皮が少しはじけて、香ばしい香りがしてきます。
炒り終わったら、ざるに移して粗熱をとります。
この段階で次男と一緒につまみ食いしましたが、香ばしくておいしかったです。節分用の大豆はこの状態なので、余ったら豆をお持ちの方は、この後の作業を行うことになります。
粗熱が取れた大豆を、ミキサーに移しました。
本来は「ミルサー」という、固い物を粉砕する機械を使用しますが、我が家にミルサーはないので、ミキサーを使用しました。
ミキサーにかけると、大豆が固めだからか、ものすごい音がしました。やはりミキサーにとって大豆は、負担が大きいのかな‥。
この大音量に、家族皆別室に逃げこみ、筆者一人でミキサーにかけました。
そこまで時間がかからず細かくなりなした。大豆の粒が細かくなってくるにつれて、音も小さくなってきました。
細かく粉砕したあとに、ふるいにかけて余計な皮を取り除けば、手作りきなこのできあがりです。
香ばしくていい香り!少し試食したところ、きなこのやさしい甘さを感じられました。
ミルサーもミキサーもない場合には、すり鉢、すりこぎ、布袋で作ることもできます。
から炒りした大豆を布袋に入れ、すりこぎでたたきます。ある程度砕いたらすり鉢に移し、ひたすらすりつぶします。
その後、ふるいにかけて余計な皮を取り除けば、完成です。
すり鉢を使う方法はかなり時間がかかりそうですが、昔の人達はこの方法できなこを作っていたのですよね。
手間暇かけて作ったきなこ、ありがたみが増しますね。
農家さんの子どもたちへの温かな思い
次男が大豆を持ち帰ってきたときに、一緒に大豆農家さんからのお手紙も持ち帰ってきました。
今年次男は、学校で大豆を育てています。
今回大豆をプレゼントしてくれた方は、その大豆ポットの学習教材を届けてくれた方と同じ、山形県鶴岡市の大豆農家さんでした。
子どもたちへの手紙には、6月に大豆を植えた子どもたちの大豆はまだ小さいのではないか、ということが書かれていました。
本来だったら、もっと早い段階で大豆を植えたのでしょうが、今年は緊急事態宣言もあり、大豆を植えるのが少し遅くなりました。
大豆を収穫できたら調理学習もしてほしいけれど、収穫できていないかもしれないということで、農家さんが大豆を送ってくださったようでした。
都内在住なので、子どもたちが直接農家さんにお会いすることはありませんが、この大豆を通じて、農家さんの温かな気持ちが伝わってきた気がしました。
さまざまな方が、さまざまな形で子どもたちと関わってくれているんだなということを、実感した出来事でした。
きなこ入りグリーンバナナジュース
おわりに、筆者がよく飲んでいる「きなこ入りのグリーンバナナジュース」をご紹介します。
小松菜の葉の部分とバナナ一本を、ざく切りにします。
切った材料と、牛乳または豆乳、きなこ適量をミキサーに入れて混ぜて完成です。すりごまもあれば加えます。
やさしい甘さでおいしく、生の小松菜の栄養も手軽に取れます。末娘と筆者は、毎朝飲んでいます。
いつものドリンクも、手作りきなこを使うと少し特別な気分になりますね。
◇◇◇◇◇
今回は、農家さんから頂いた大豆で、手作りきなこを作ったお話でした。
大豆製品って日本食には欠かせませんよね。
きなこの他にも、豆腐、納豆、しょうゆ、みそ、豆乳‥。
スーパーに並んでいる製品も、元は農家さんが育てた大豆からできています。
次男が学校からもらってきた大豆がきっかけで、育てた農家さんに思いを馳せる、よい機会になりました。
農家さんへの感謝の気持ちをこめて。