一つの食習慣を手放した話。アイスを心底愉しんでいるのか。
大晦日に少しだけ車を走らせて、家族で海の見える公園に行きました。
年一回くらい行くこの公園では、家族で遊んだ後、アイスを食べるのが定番になっていました。
今回は、2020年の最後の日にアイスを食べて、ふと「アイスはもう食べなくていいな」と思ったことについて取り上げます。
ちょっとしたハプニングもありましたが、自分で妙に納得して、一つ気がラクになりました。
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大晦日に食べるアイスは妥協せず選びたい
普段ならファミリーサイズの箱アイスを購入していますが、大晦日ということで、家族それぞれ好みのパーソナルサイズのアイスを選んでよいことにしました。
せっかく食べるなら、妥協せずに好みのものを選びたいので、種類が多くあるお店に行って選びました。
夫はSUNAOチョコ&バニラソフトを、長男・次男はチョコモナカを、長女はパピコを選びました。
筆者が選んだのはこちらのSUNAOマカダミア&アーモンドです。
江崎グリコのSUNAOシリーズは、体に優しい素材で作られていて、罪悪感なくスイーツを楽しめます。
SUNAOのクッキーを食べた時に、糖質を抑えながらもバターの良い香りをしっかり感じられ、大変満足したことを覚えています。(おすすめです!)
そのことから、アイスも期待できると思いました。
SUNAOシリーズの中でも、素材をダイレクトに味わえそうなマカダミア&アーモンドにしました。
うっかり母さん、人に助けられる
公園に着き、それぞれのアイスをいざ食べよう、としたときです。
筆者のアイスがカップ型であることに気が付きました。
パッケージにはしっかりとカップに入ったアイスである様子が載っています。にも関わらず、手持ちだと思い込んでいました。
うっかりです。スプーンもありません。
幸い、夫のソフトクリームがプラ容器に入った物だったので、その蓋をもらってスプーン代わりにして食べていました。
そんな様子を、近くにいた若いお母さんが見ていたようで、「これ使ってください」とアイスについているスプーンを譲ってくださいました。
幼いお子さんがいたから、離乳食用とか外食用に持ち歩いていたのかなと思います。
大晦日まで自分のうっかり母さんっぷりに、あちゃーと思っていましたが、思いがけず人の温かさを感じる機会になりました。
ご厚意が大変ありがたかったです。
自分はアイスを心底楽しんでいるのか
スプーンでアイスを食べたところ、マカダミアナッツやアーモンドの食感もよいし、糖質が抑えられているのに甘さも感じられ、とてもおいしかったです。
ですが、SUNAOのクッキーで感じられたほどの大満足って感じはありませんでした。
家族はアイスを大満足で堪能しているのに、自分は堪能しきれていないのはどうしてなのか。
理由を考えていくと、いくつかの要因が思い当たります。
まず、寒い日のアイスだったということです。
冬の公園で寒い中わざわざアイスを食べました。
ほどよく柔らかい食べごろになる前で食べたので、本来のおいしさを十分に味わえなかったことが考えられます。
次に、冷たいものを食べると歯に少し違和感があるようになってきたから、ということがあげられます。
筆者は通っている歯医者でも、最近、少し歯ぐきが下がっていることを指摘されました。
しみて辛い、というまでではないのですが、そういえばここのところ、アイスを食べる直前に少し身構えるようになっていました。
歯の若干の違和感が、アイスを食べる前の無意識の反応になっていた、ということを自覚しました。
そして、一番大きな理由として、アイスより好きなスイーツがあるということです。
筆者はサクッとしたものや、カリっとした食感が大好きなので、焼き菓子やナッツチョコなどには目がありません。
一番好きな焼き菓子に比べると、アイスはそこまで好きではなのだろうと思います。(あくまで「相対的に」です)
一日一回3時のおやつだけにしているので、その貴重な一回には、本当に自分が満足するものを食べたいです。
そうすると、アイスよりももっと食べたいものがあったのではないか、と思ったのです。
このときにも、SUNAOのアイスは確かにおいしかったけれど、SUNAOのクッキーの方が食べたかったな、と心で思っていました。
本当に満足のいくものを食べればよい
それならば、普段のおやつのときに、別に家族と合わせる必要はないかも、と思いました。
「皆が食べるから自分もアイスを食べる」ではなくて、「皆は食べるけれど自分はアイスを食べない」としてもいいのです。
お菓子は嗜好品なので、自分が本当に食べたいものを食べればいいですよね。
以前はソフトキャンディやキャラメルを食べていましたが、詰め物が取れた経験から、全く食べなくなりました。
いきなりやめたので反動があるかと思いましたが、「食べたくて困る」ということも「代わりのものを暴食する」ということもありません。
むしろ、食べなくなったことで、余計な糖質を取らずに済み、快適に過ごせています。
それと同じ感覚で、もうアイスを食べなくてもいい、と思いました。
アイスを食べないという選択をすることで、歯の若干の違和感や、本当はもっと他のものが食べたいのに、という小さな後悔の念というものを感じずに済みます。
そして、貴重な一回のおやつ時間に、もっと好きなものを選ぶことができます。
プールで泳いだ後のセブンティーンアイス(自動販売機のアイス)は、確かにとてもおいしかったし、満足度も高かったです。
これまで筆者は十分にアイスを愉しんできました。これからは家族に買うだけにしようと思います。
◇◇◇◇◇
今回は、2020年の暮れにアイスを食べて、もうこれから食べなくてもいいな、と思った話でした。
もっと早くに気づいていてもよさそうですが、なんとなくやっている習慣というものはなかなか変えられないものです。
食習慣の微調整で、2021年の嗜好品を楽しむ精度のようなものが上がればと、期待しています。
スプーンを見ず知らずの方からお譲りいただいたことは、大変ありがたいことでしたが、筆者としては反省する点でもあります。
9月にも同じようなことをしでかしているのです。
出かけ先で、スーパーでお弁当を買ったときに箸をもらい忘れ、手づかみで食べました。
秋の味覚を食べたいと、ルンルン気分で買った栗おこわ弁当を、「手づかみ」。
「二度あることは三度ある」にしないために、自宅に戻って、リュックの中に携帯用のカトラリーを入れておいたことは言うまでもありません。