うさぎのホームステイで感じた、うさぎの魅力と大変なところ
冬休みの6日間、幼稚園のうさぎを預かりました。
昔実家のうさぎを一年間預かったことがあり、久々にうさぎが身近にいる生活を送り、こんなにも心がほっこりするのかと実感しています。
今回はうさぎのホームステイを通じて、筆者が改めて感じたうさぎの魅力と、お世話する上で大変な点について取り上げます。
家族の中で「飼いたい」なんて話も出てきました。今の我が家で飼えるのかについても、ここで考えいきたいと思います。
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うさぎの魅力
撫で心地が良い
うさぎはけっこう撫でられるのが好きなようで、おでこのあたりや、体を撫でるととても気持ちよさそうにしています。
ある程度の大きさがあるので、撫でているとこちらもうさぎのぬくもりをたっぷり感じられます。癒されますね。
筆者はメダカとドジョウを飼っていますが、直に触れ合えるというところは、魚の飼育にはない魅力だと思います。
時々感情がわかる
うさぎは鳴くことはあまりありませんが、行動から感情が読み取れることがあります。
このうさぎが我が家に来てしばらくは、耳をピンと立てて警戒している様子でした。
慣れてくると、次第に耳が後ろに倒れてきて、目をつぶってリラックスしてきました。
うさぎを抱っこしてゲージの外に出したときに、あまり外に出してほしくなかったのか、自らゲージの中に戻っては後ろ足で「タン!」と足を踏み鳴らして、ちょっと怒った様子でした。
あまり怒らせるのはよくありませんが、うさぎなりに精一杯の感情表現しているところも、とてもかわいいです。
人に慣れる可能性がある
我が家に来た初日こそ耳を立てて警戒していましたが、二日目には筆者がゲージに近づくと「なでて~」と言わんばかりに、こちらに近づいてきました。
以前筆者が預かっていた実家のうさぎは警戒心がとても高く、人から逃げてばかりでした。
うさぎの方からこちらに来るとは、意外でした。
幼稚園のうさぎは普段から園児に囲まれた生活を送っているので、人慣れしているのかもしれません。
うさぎの警戒心に関しては個体差があるようで、YouTubeでうさぎ飼育の動画を見ていても、飼い主さんに寄っていく様子が見られたりします。
とにかく筆者にとって、うさぎの方から人に寄ってきてくれたことは、今回のうさぎ飼育の中で一番キュンとした瞬間でした。
人に慣れてくれると、「一緒に暮らしている家族」という感覚が芽生えてきそうですね。
においが少ない
うさぎは草食動物のため、フン尿があまりにおわないように思います。
夫が独身時代からフェレットを飼っており、結婚後もしばらく飼っていましたが、肉食だからかフンのにおいがありました。
それに比べると、よっぽどにおいません。筆者は全く気になりません。
静かであること
うさぎは声帯をもたないので、とても静かです。
鳴き声がないので、マンションにお住まいの方にも、飼いやすいと思います。
給水ボトルでお水を飲むときのカタカタした音くらいかなと思います。
お世話する上で大変なところ
フンがけっこうこびりつく
うさぎはコロコロしたフンの他に、軟らかいフンをします。
軟らかいフンには栄養が含まれており、うさぎはこれを食べる習性があります。
そのときのフンが、ゲージに敷いた「すのこ」にこびりついていました。
お風呂場でたわしでこすり洗いし、ベランダで干して、きれいにしたのですが、その翌朝にもこびりついていました。
この掃除を頻繁にするとなると、けっこう大変だと思います。
うさぎにとっては大事な栄養なので、飼うならば軟らかいフンの掃除のこともできないといけないなと思いました。
毛が抜けるのでアレルギー体質には辛いかも
撫でたときに毛が抜けたり、抱っこした後に服に毛がつきました。
子供たちはアレルギー性鼻炎があるので、今回はたまたま症状がでませんでしたが、毎日いた場合どうなるだろうと思いました。
年をとっていき、いつか死んでしまう
年をとっていくにつれて、昔できたことができなくなることがあります。
先述の軟らかいフンですが、実家のうさぎは年をとるにつれて、このフンが後ろ足にこびりついていることがしばしばありました。
フンのついた足を洗っても、しばらく経つとこびりついていたので、今思うと、食べる力が衰えてきていたのでしょう。
そして、この実家のうさぎは、11歳で亡くなりました。
人間の年齢に置き換えると100歳になるので、大往生だと言えます。
そう頭で理解しても、ぬくもりを感じていた子が冷たくなっていくことは、悲しいことでした。
今回は6日間のホームステイだったので、老いる様や死の場面に遭遇することはありません。
実際に飼うとなると、そこを避けて通ることはできません。
丸ごと受け止める覚悟が飼い主にも必要ですね。
今はホームステイがちょうどいい
今回、子どもたちの様子を見ていると、自発的にうさぎの様子を見に行ったり、撫でたりエサをあげたりして、いい感じに絡んでいました。
前回うさぎを預かったときはまだ子どもたちも小さかったので、こちらがおぜん立てをしてようやくうさぎと接する、という具合でした。
その頃と比べると、受け入れる子どもたち側も、以前よりも成長して受け入れ体制ができてきたかなと思います。
あまりのうさぎのかわいさに、次男が「飼いたい」と言ってきました。
筆者もその気持ちわかります。本当にかわいかったので。
お世話する上で大変なところをあげましたが、かわいい子を迎え入れるならば大変なことも受け入れなければならないということは、大きな学びになると思います。
また、老いや死も丸ごと受け入れるということは、命というものを身近に感じられる機会になるでしょう。
アレルギー性鼻炎対策さえクリアできれば、うさぎを家族として迎え入れるということも十分に考えてもよいことだと思いました。
ただ今の我が家では、まだ飼えないです。
幼稚園児の末娘がいつも家族の誰かにひっついているので、娘の「かまってちゃん」っぷりが落ち着くまでは、ペットは飼えないと思うのです。
6日間くらいのホームステイでしたら問題ないですが、これがずっとになったときに、ペットの世話をしていて娘にかまえないという日が続くと彼女はどうするだろう?
恐らく娘が足にひっついてきて、その重い足を引きずりながらうさぎの世話をするという様子が、容易に想像できてしまいます。
我が家でペットを飼うとしたら、娘が成長して家族にひっついてこなくなったときですね。
今は娘がひっついてくるのが少し大変なのですが、ひっついてこなくなったらなったで、今度は別のぬくもりが恋しくなっているかもしれないと思いました。
◇◇◇◇◇
今回は、うさぎのホームステイで筆者が感じたうさぎの魅力と、お世話する上で大変なことについて取り上げました。
外出自粛でペットを飼う方が増えているようですね。それと同時に、ペットを捨てるケースも少なからずあるようです。
ペットを飼うと、その後10年くらいを一緒に過ごすことになります。
丸ごと受け入れる覚悟はあるのか、ゆっくり考えて自分も家族も納得した上で、受け入れられたらいいのではないかなと思います。