歩歩是道場

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日光修学旅行の旅路を辿る♯1~大谷資料館~

長男が小学5年生の終わりから、新型コロナウィルスが流行り始め、小6のイベントは軒並み中止に。彼らは修学旅行に行けませんでした。

そこでいつかは連れていきたいと、ずっと計画していた日光旅行に、先日家族で行ってきました。

今回は、日光旅行記の第一弾「大谷資料館」です。2022年5月14日に行ってきました。

筆者は初めて存在を知ったのですが、人が作り上げたとは思えない巨大な地下空間が、大変見ごたえがありました。場所の空気感がとても良かったです。

日光観光のご参考になれば幸いです。

 

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大谷資料館とは

ます初めに、「大谷」は何と読むでしょうか?

昨今ではメジャーリーガの「大谷(おおたに)」が有名ですが、こちらは「おおや」と読みます。

近くに「大谷川」とかいて「だいやがわ」という川もあるので、ややこしいのですが、「大谷(おおや)資料館」です。

 

この場所で、江戸時代の中頃から本格的に大谷石の採掘がおこなわれていました。最初の方は手彫りで、昭和35年からは機会化されたようです。

戦時中には、飛行機の製造工場にもなっていたようで、戦後にはアメリカの調査も入ったようでした。

現在は、昔の採掘場跡や、当時の道具などの展示物を見学することができます。

 

詳しい内容をお知りになりたい方は、大谷資料館の公式サイトや、宇都宮市大谷石文化推進協議会のサイトをご覧ください。

大谷資料館 - 大谷石の歴史と巨大地下空間

日本遺産「大谷石文化」公式ホームページ ~Utsunomiya, Home of Oya Stone~

 

筆者はこちらの存在を知らなかったのですが、息子の先輩に昔の日光修学旅行の日程表を見せてもらったところ、初日の宿に向かう前に立ち寄っていたので、今回の旅プランに入れることにしました。

 

ひんやりした巨大地下空間を探検

東京を昼過ぎに車で出発し、途中佐野SAで休憩を挟んで、3時頃到着しました。

大谷の町をドライブで移動する途中に、大谷石でできたと思われる蔵をたびたび見かけました。地域の暮らしの中で本当に使われているんですね。

 

駐車場から見た景色です。外から見ると、大きく山を削った跡のような形をしていました。自然と人工の融合という感じです。

 

大谷資料館では地下採掘場跡を見学することができます。この日は半袖でもいられるくらいの暖かい日でしたが、跡地に近づくにつれて少しひんやりしてきました。背筋がピンと伸びるような感じになります。

 

入場料を支払い、階段を降りていくと、広大な空間が地下にありました。2万平方メートル、深さ30mもあるようです。

 

機械でこれだけの空間をつくったとしても驚きなのに、昔の人はつるはしで掘って、石を背負って運び出していたのです。そうした淡々とした作業の結果として、これだけの空間になった、ということがすごいです。

 

そして、とても美しいです。削った跡がリズミカルに残る壁や、石自体の色味や表情、空間。

大谷石を採る人としては、実用目的のためにやっていたわけで、その跡が美しくなるようにしようとまでは考えていなかったのではないかなと思います。狙って作ったのではなく、暮らしに必要だったから採掘がおこなわれて、結果としてこのような美しさが残ったのですね。いいですね。

 

歩いていると、温度計がありました。

、、4℃!?どうりでひんやりすると思いました。

 

小中学生の子どもを連れて行きましたが、うちの子どもたちはマインクラフトのゲームをよくやるので、こうした石系の場所はとてもおもしろいようでした。

探検しているだけでも楽しいのですが、途中で現代アートや大谷石で作られたランプがあったり、壁がライトで照らされていたりいて(子どもは影絵遊びしてました)、飽きずに見て回ることができますね。

 

大谷資料館の様子を1分ほどの動画にまとめましたので、お時間よろしければご覧ください。

(筆者の撮影技術がないため、ぶれてます‥恐縮です‥。撮影うまくなりたいな。)


www.youtube.com

 

ここで撮影されたミュージックビデオ

これだけ雰囲気のある場所なので、よくミュージックビデオや映画・テレビ・CMの撮影などで使われているようです。

アーティストさんの公式YouTubeチャンネルにあったミュージックビデオを、少しだけご紹介します。

 

B’z『May』


www.youtube.com

 

GLAY『SOUL LOVE』


www.youtube.com

 

東京事変『喧嘩上等』


www.youtube.com

 

JUJU with JAY'ED『明日がくるなら』


www.youtube.com

 

他にも、X Japanの「Forever Love」などたくさんの作品で使われていました。

アーティストの方がこの場所にきたら、きっと創作意欲が刺激されて、色々とやってみたくなるんだろうな~と思います。

 

地球をダイレクトに感じられるような場所でした。元気になりました。

 

◇◇◇◇◇

 

今回は、日光修学旅行の旅路を辿る旅行記の第一弾、大谷資料館のお話でした。

日光に向かう途中で宿のチェックイン前にさっと観光できたらいいなと、軽い感じで行ったのですが、大満足でした。

子どもたちは、今回の日光旅行で一番印象的だったようです。

筆者が行った時がたまたまだったのかもしれませんが、記念撮影の場所で、マインクラフトのつるはしを持って写真を撮ってもらいました。マイクラ好きなお子さんにとっては、リアルなマイクラ世界って感じで、とてもおすすめです!

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます!皆様、よい一日をお過ごしください。