日光修学旅行の旅路を辿る♯2~華厳の滝&龍頭の滝~
長男が小学5年生の終わりから、新型コロナウィルスが流行り始め、小6のイベントは軒並み中止に。彼らは修学旅行に行けませんでした。
そこでいつかは連れていきたいと、ずっと計画していた日光旅行に、先日家族で行ってきました。
今回は、日光旅行記の第二弾「華厳の滝&龍頭の滝」です。2022年5月15日(日)に行ってきました。
前日が雨だったからか、水量が多くて、迫力がありましたね。
日光観光のご参考になれば幸いです。
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華厳の滝について
華厳の滝は、那智の滝(和歌山県)・袋田の滝(茨城県)とならんで日本三名瀑の一つと言われる、日本でもとても有名な滝です。
現地に掲示されていた案内内容によりますと、中禅寺湖の湖水が大尻川となって流れだし、大岩壁から流れ出したのがこの華厳の滝とのことです。高さ97m、落口幅7m、滝壺深さ4.5m、落水量毎秒1トン。
中段から細い滝が流れているのですが、そちらは十二滝と呼ばれています。
こうして流れた水が、大谷(だいや)川につながり、鬼怒川へとつながります。
華厳の滝のアクセスや料金など、詳しい内容についてはこちらです。
朝一番の華厳の滝
いろは坂の渋滞を避けるため、日光市並木町にある宿を朝7時過ぎに出発しました。酔いやすい長男は酔い止めを飲んでおきます。
朝早く出発したからか、いろは坂も渋滞とは全く無縁で、車移動もすいすいでした。
山々に雲がかかっていて、移動の景色も素敵でしたね。
7時45分頃、県営華厳の滝第1駐車場に到着。駐車場はガラガラでした。標高も少し高く、朝も早かったので、けっこう寒かったです。
8時からエレベータに乗れるので、それまでは近くの神社でお参りしたり、上から滝を見学していました。
滝を上から眺めるのは怖かったですね。華厳の滝は97mの落差があるので、急斜面の下を見下ろすことになるんですよね。ここから落ちることを想像して、足がすくみました。
エレベーターに乗らないと見学できないかと思っていましたが、上から眺るだけの場合は、エレベーターに乗らなくても見学できます。その場合は無料で見ることができますね。
8時になったので、エレベーターに乗ります。エレベーターで下降して、進んで、観爆台に向かいます。下から眺めた華厳の滝はどのような感じでしょうか。
上からドドド‥ととめどなく流れてくる水の量が、大迫力ですね。筆者は子どもの頃に二回見に来たことがあるのですが、この迫力は忘れていました。
息子と、ここで滝行をしたらどうなるんだろうね、と話していました。きっと一瞬で流されてしまうことでしょう。
筆者はちょっと勘違いをしていたのですが、華厳の滝を近くから見ると、水しぶきでずぶぬれになると思っていました。滝から観瀑台は十分離れているので、着替えの用意は全く不要でした。海外の滝の映像を華厳の滝と記憶違いしてたかな‥。
華厳の滝、十二滝から流れた水は、すぐ下の涅槃滝と呼ばれる滝となります。
絶えず流れ続けている水に諸行無常を感じます。滝の名前もとても仏教的なので、昔の人も、この滝の様子に諸行無常を感じていたのかもしれませんね。
有名な観光スポットなので混雑を心配していましたが、朝早くに行ったかったからか、全く混んでいませんでした。
見学が終わりお土産屋さんで団子買って食べていた頃に、修学旅行と思われる小学生の団体さんが来ていたので、ゆっくり静かに眺めたい方は、朝早くに行くとよさそうですね。
龍頭の滝について
華厳の滝から約6.5㎞先に龍頭の滝があります。
龍頭の滝に向かう途中で中禅寺湖沿いを走れるので、セットで観光するのが楽しいかと思います。
中禅寺湖は男体山の噴火で川がせき止められてできた「堰止湖」です。NHKのブラタモリでよく聞く言葉で、番組中では「関トメ子」さんと、よくネタにされていますね。
龍頭の滝からくる水は、中禅寺湖へとつながります。中禅寺湖から華厳の滝とつながるので、そういうことを知って眺めるとより興味深く思います。
龍頭の滝は、男体山の噴火でできた階段状の溶岩を流れ落ちる滝で、全長約210mです。水が岩を挟んで二つに分かれる様子が竜の頭に似ているので、名づけられたようです。
華厳の滝が断崖絶壁を勢いよく流れる滝なのに対し、龍頭の滝は階段状のところを流れる滝なので、滝の表情が全く違うところも見どころであります。
龍頭の滝のアクセスなど、詳しい内容は龍頭の滝にあるお茶屋『龍頭之茶屋』さんのサイトに載っていました。
滝沿いの散歩を楽しむ
龍頭の滝の駐車場という案内があったので、先の駐車場が空いているかもわからないので、ぱっとそこに停めました。
そこから10分ほど歩いて滝の近くまで行ったのですが、龍頭の滝が見られる場所にある駐車場にも空きがありましたね。多めに歩くことができたので、より運動ができたと思いましょう。
龍頭之茶屋のところから、龍頭の滝を眺めることができました。
こちらが、龍頭の滝の名前の元になった、竜の頭のような岩のようですね。
華厳の滝のような急落下する滝もあるし、こういう段々の中を流れていくのも滝もあるのですね。滝の表情って様々です。
龍頭の滝沿いを散歩できる遊歩道があるので、そちらを歩いて上流の方へ向かっていきました。
階段がしっかり整備されていて、とても歩きやすいです。滝を眺めながらの散歩がとっても気持ちがいい!
階段状になっている岩の上を流れ続ける水。迫力あるなぁ。
昔、群馬県の水上でラフティングをやったことがあるのですが、ここでラフティングなんてとてもできませんね。
途中で、竜の頭にそっくりな岩がまたありました。筆者はこちらの方が竜っぽく見えるのですが、皆さん、いかがでしょうか?
上流に向かって歩いて行くと、龍頭の橋というところまできました。ここから眺めると遠くに中禅寺湖を見ることができます。
滝沿いをもっと上まで行けそうな感じでしたが、ちょうどよいので、ここで引き返すことにしました。
龍頭之茶屋で施無畏団子のみたらしとおぐらをいただきました。
たくさん歩いて小腹もすき、滝を眺めながらのお団子を食べることができて、格別においしく感じました。
滝の映像はこちら
華厳の滝&龍頭の滝の映像はこちらです。お時間よろしければ、滝の様子、音をご覧ください。
◇◇◇◇◇
今回は、日光修学旅行の旅路を辿る旅行記の第二弾、華厳の滝&龍頭の滝のお話でした。
華厳の滝のところで、小学生の団体さんを見ながら、長男も二年前にこうやってにぎやかに行くはずだったんだな、と思いました。
家族での日光旅行は、観光はできるけれど、修学旅行ならではのお友達や先生と一緒に行動を共にするワクワクした感じまでは経験できません。
それでも、この日光旅行が、少しでも思い出になってもらえれば嬉しいです。
次男は来年修学旅行で行けるはずなので、この旅行で予習ができますね。来年は、よりディープに日光を楽しんできてもらいたいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます!皆様、よい一日をお過ごしください。