歩歩是道場

日々の暮らしが学びの場。小さな一歩を積み重ねていくブログです。

14年ぶりの社会復帰。それなりにやっています。

久しぶりに投稿いたします。

14年の専業主婦時代を経て、フルタイムでの社会復帰。

業務自体も、朝から晩まで働くことも、仕事と家事育児を両立させることも、何から何まで不慣れで、今だ模索している毎日です。

こんな生活がようやく半年過ぎようとしていて、少しだけ、自分を振り返る気持ちが起きてきました。

今回はこの半年を振り返ってみたいと思います。

これからの自分の人生を考えると、いつだって今が一番若い。そう思うと物事を始めるのに遅いなんてことはないんじゃないかなと思います。

 

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筋力がありすぎて腱を切る

筆者の仕事は訪問の介護士です。お宅をたくさん回ります。

初めのうちは先輩に同行してひたすら仕事を覚えます。

 

この仕事、雨が降ると一気に仕事が大変になります。

自転車移動で路面は滑る、視界は悪い、レインコートの脱ぎ着で数分取られる‥。

初めて先輩に同行した日が、まさに大雨でした。

初めての現場同行で緊張する中、自転車移動する先輩の後ろを、遅れないように必死にくらいついていきました。

 

数件終わった後、昼休憩に向かう途中です。

左小指の様子がなんだかおかしい。第一関節が曲がったまま戻りません。

小指が‥

寒かったし、疲れていたからこんなふうになっちゃったのかな。しばらくすれば戻るかな。

 

ところが、一週間経っても治らず。

整形外科で見てもらったところ「マレット指」とのこと。いわゆる突き指です。

全治二か月‥。

 

医師「何かボールとかにぶつけたの?」

筆者「いや、自転車をこいでいて気がついたらなっていました」

医師「そんなはずはないんだけどね~笑」

 

その後も経過観察で病院に行き、原因を探っていく中で筆者の握力が40近いことを伝えると、お医者様、妙に納得されたご様子でした。

つまり、元々握力の大きい人が、雨の中の初業務で必死に自転車のハンドルをにぎっていたため、元々の握力以上の大きな力が加わって腱を切ってしまったのではないか、とのこと。

「仕事無理しないでね~」と励まされてしまいました。

 

装具を二か月つけて、腱はくっつきました。

完全にまっすぐには伸びず今も少し曲がっていますが、日常生活に支障はありません。

 

仕事に慣れるまでは自分自身変なテンションになっているだろうと想定してはいましたが、変なテンションが指のケガにつながってくるとは到底思ってもいませんでした。

トホホ‥

 

バックパッカーを思い出す

朝から晩まで、暑い日も寒い日も晴れの日も雨の日も、自転車で町中回っています。

途中公園でお昼ごはんを食べることも。

 

そんなときにふと思い出すのは、学生時代にリュックを背負ってあちこち巡っていたことです。

大きなリュックを背負って暑い中ひたすら歩いたな、物が盗られないか気を遣っていたな、街中のトイレが貴重だったな、水めっちゃ飲んだな、など。

 

また、あちこち旅していて一番印象に残っていることが「現地で出会った人たちとのやりとり」です。

マレーシアでは一緒にツアーに参加したオマーンからのハネムーカップルと、偶然街のお店で再会しました。「また会えるなんてね!」と笑顔でやりとりしていました。

 

そんな旅の経験に近いものが、この仕事にあるな~と思いました。

町中駆け回りながら行く先々で色んな人と接して、人生の大先輩から自分にはない視点や経験をお聞かせいただくこともあります。

もちろん大変なこともたくさんあります。時間に追われながら目の前の方のお世話をするという、なかなか神経を遣う仕事です。

ただ、ふとした時に、自分の昔の経験との重なりを感じています。

非日常が日常になってるんだな。

 

信頼できる物を揃えるおもしろさ

実際の業務はお宅に一人で訪問して自分一人で行うので、物の準備がとても大切です。

ディスポーザブル手袋(通称ディスポ)がなければ仕事ができませんし、筆者は仕事をやりやすくするために、肩掛けバッグやナース時計、体温計などを購入しています。

信頼できる物を一つ一つ揃えていくことが、筆者にとってけっこう楽しい作業です。

 

時計は、利用者様宅によっては時計の時間がずれていたりするので、買いました。

腕時計だと利用者様を傷つけてしまうかもしれないので、ズボンにクリップで留められるナース時計にしました。

こまめに時間を確認できて便利です。

 

体温計は、非接触型でコンパクトでなるべく精度の高いものを購入しています。

一万円弱とけっこうなお値段しましたが、それだけ払う価値のあるものだと思っています。

 

こうやって信頼できる物を揃えていく作業は、昔スノボをやっていたときのことを思い出させます。

筆者はアルペンスノーボードをやっていたので、けっこうなスピードが出ていました。

スピードを出しながら安全にコントロールして滑るには、自分の思っている動作を安心して出せる信頼性が道具に対してなければなりません。

ブーツと板をつなぐビンディングが、もしも「壊れてしまうかも‥」と思ってしまうような代物だったとしたら、怖くて怖くて、とてもスピードなんて出せません。

道具に対する信頼性があって初めて、スピードを出すことができます。

 

スノボのときは、物にとってもこだわりを持っているショップのオーナーさんに選んでもらっていましたが、今回の仕事では自分自身で一つずつ選んでいます。

きちんと仕事ができる物を揃えておくことも、自分の業務の一つだと思いますし、そういう備えていく作業自体がおもしろい。

ショップのオーナーもきっと同じ気持ちだったんだろうと思います。物を持ってくる度にうんちく語ってたもんな~

 

過不足ない物が収まったバッグは、自分の仕事の信頼できる相棒です。

 

給料を先取りする仕組みづくり

筆者が稼ぎに出る目的のうち最も大きな目的は子どもたちの教育資金準備です。

子どもたち用の銀行口座に合わせて、筆者自身の給与受取用の口座を開設しました。

同じ銀行間なら、振込手数料がかからないからです。(筆者の場合みずほ銀行です)

これで気兼ねなく振り込めます。

 

給料が入ったら、即座に子供用の口座に振り込んでしまいます。

今年度のジュニアNISA枠は使い切ってしまったので、次年度のジュニアNISA用に備えておきます。

あとは、筆者の積み立てNISAに回すのと、残りは普通預金に置いています。

 

iDecoもやりたかったのですが、会社に書類出したりとか必要なようなので今のところやっていません。

久しぶりの会社勤めなので、会社に関わることはもうちょっと慣れてから、という感じですね。

 

◇◇◇◇◇

 

今回は、専業主婦だった筆者が社会復帰しての振り返りでした。

働き始めた時は、「1か月」「3か月」「半年」と、どれだけもつかなという気持ちでした。いまだにそうです。

先輩ワーママに相談したり、家族に泣き言を言ったり、美容師さんに愚痴ったり、ぐちゃぐちゃながらもようやく半年が経とうとしています。

自分がこれまでやっていた家事を夫と子どもたちで一部分担してくれているので、家はなんとか回っています。

周囲の皆さんに感謝です。

これからも、あまり焦らず気負わず一歩ずつ、やっていこうと思います。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!