こんにちは!久しぶりに記事を書きます。Nです。
今年の後半になって、父を亡くし、残された母を励ましたり、実家を片付けるなどしていたら、あっという間に11月。
今回は、父のことについて、少し書いてみたいなと思います。
父との思い出
私の父は、祖母がシングルマザーで子育てをする気もなかった為に、小さな頃から親戚の家をたらい回しにされて育ったという生い立ちの持ち主で、親や親に代わるような誰かから愛されて育ったという経験がなかったんですね。
そうして人から愛されずに育った結果、父の心の中には自分を大切にするという感情が育まれることがなくて、自分のことに恐ろしく無関心だし、当然周りの人にも関心がないような感じでした。心の中が空っぽで、いつも空虚な感じ。
生きる気力が湧かないようで、いつもお酒を飲んで過ごしていました。
常に投げやりで、子供のこともほとんど眼中にない。
でも、一度だけ、父と心が通じたなと通じたなと思った事がありました。
それは、私が夫と結婚して、夫と共に実家を訪れた際のこと。
父が、私たち夫婦の仲が良いことを知った時に、「俺は家族というものがどういうものか知らなかったから、ちゃんとした家族を作れなかったけど、Nがちゃんとした家族を見つけてくれたことが嬉しい。」と酔っ払いながら言ってくれたことがあったんですよね。
それが唯一、父がまともに自分の気持ちを話してくれた思い出です。
たった一言なんだけど、その一言がなかったら、きっと父のことを思い出そうとしても雲を掴むような感じで、モヤモヤとして父がどういう人だったのか、何を考えていたのか何も手掛かりがないような状態になっていたんじゃないかなと思います。
父と母
あと、父と母は、もともと、毎日のように喧嘩して罵り合ったり、お互いをひどく裏切ったりすることもあったりして、共依存のような関係ではあったけど、お世辞にも仲の良い夫婦とは言えない状態でした。
でも、父が亡くなる前の数ヶ月間、母は憔悴しきっていて、毎日病院で意識のなくなった父に話しかけていて、外から見たらすごく円満な夫婦だったように見えるんだろうなと思いました。
実際、母は父が亡くなった後も、悲しみに暮れている様子で、あんなに歪みあっていたことはすっかり忘れているようなんですよね。
人の記憶って、不思議なものだなと実感しました。
私も父と同じで、ちゃんとした家族っていうものが何なのかよくわからないんだけど、うちの実家の家族は非常に歪な関係ではあるんですが、根底に愛情のようなものはあるんだろうなと感じました。
まぁ、家族の歴史の中には、ここには書けないような本当に悲惨な思い出も山のようにあったりするので、実家の家族が人生最大のストレスでもあるんですけどね。