久しぶりにみちの執筆です。
先日、Nちゃんのつながりで、娘と一緒にピアノの発表会に参加してきました。
娘と一緒に弾いた曲は、1995年7月~2001年5月までディズニーランドの夜のパレードの
楽曲「ディズニー・ファンティリュージョン!」です。
ディズニー・ファンティリュージョン! - Wikipedia
この楽曲を娘と一緒にピアノを人前で弾くのは、これで8回目になります。結構な回数ですね。
今回は、娘と一緒にこの楽曲を弾いてきたこれまでの道のりを振り返っていきたいと思います。
娘や先生、家族、友だちとのつながりで豊かな経験をすることができました。この経験は宝物です。
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再びピアノがある生活に
筆者は中2になるまでピアノを習っており、実家ではたまに気まぐれに弾く程度に触れていました。
結婚後は実家にあったピアノを持ってきていたものの、無用の長物といった感じ。ほとんど弾くことはありませんでした。
そんなピアノを弾くきっかけとなったのが、娘が小3の夏に始めたピアノレッスンです。そのときの様子は下記記事に書いています。
ピアノを弾く習慣が我が家で始まり、部屋の端っこに置いていたピアノを、リビングに移動させることになりました。
「人はちょっとめんどくさいことはなかなかやらないものだ」と筆者は日ごろから思っており、ピアノの物理的な位置というものはまさにそうで。
家の中の端っこにある時にはなかなか触ろうとも思いませんでしたが、部屋の真ん中にきたとたんにピアノが日常になりました。
筆者が持っていた古い譜面「ディズニー・ファンティリュージョン!」を遊びで弾いていたところ、娘が興味を持ちだしました。
娘のピアノの先生にお伝えしたところ、習い事のピアノの発表会で披露することに。レッスンの様子は上記の記事に書いております。
発表会で披露するに当たり、その前に発表できる機会があるならば全部出てみよう、一回くらい成功するはず!と、様々な機会で積極的に弾くことにしました。
ド緊張の初発表
発表会第一弾は小学校の夏祭りでです。
ピアノを人前で披露するということ自体久しぶりのことで、自分がどういう状態になるのか全く想像もつきませんでした。
また、当日は夏祭りでの飲食ブース等のお手伝いもあり、娘にはこの時間になったらここに来るんだよ、と、自身の用事と娘のスケジュール連携と、バタバタ。
おかげで発表会前に過緊張することもなく、本番を迎えました。
ところが。
特に何も考えずに弾きだしたと自分では思っていたのですが、びっくりするくらい手が震える。。
震える指を何とか鍵盤に置いて音を出している、といった具合です。その震えで、とても一曲弾ききれないんじゃないかという不安感。自分では震えをコントロールすることができません。
自分の責務を果たす(=伴奏の音を出す)だけで精一杯で、とても娘の演奏まで配慮する余裕はありません。
後半 2/3 くらいでようやく震えは落ち着いてきましたが、よくこの状態で最後まで弾ききれたなと思いました。
聴いてくれた方たちからは「よく頑張ったね」との声かけをいただきましたが、それは演奏がよかったから出てきた言葉ではなく、普通の生活を送っていたらやる必要もないないことにわざわざ挑戦したという行為に対しての「よく頑張ったね」の意味なのだろうと解釈しています(筆者の主観です)。それでもとってもありがたい言葉であります。
筆者には、この経験で面白い発見が二点ありました。
久々の人前での演奏はさんざんでしたが、人前でこの経験をやらなきゃよかったとか「穴があったら入りたい」と思うことなどは全くなく、むしろ、自分はこの状況だとこれだけ震えることがあるんだ、自分はこれくらいの緊張状態ではこうなるんだ、ということがわかったことです。
これは初めての自分の状態で、このような機会がなければ体験しないことでした。そういう自分の状態変化を、自分自身で観察して面白がれるということ自体、発見でした。自分の中で余計なプライドが無くなってきてるんだなと思いました。
また、もう一点の気づきが、震えた指で鍵盤に乗せてできた演奏でも何とか曲として成り立っていた、ということです。
これは今回の曲が連弾曲であるということに助けられたかと思いますが、自分が思うより、曲としてはなんとか完成していた、ということが面白かったです。
娘に緊張したか聞いたところ「そんなに」とのことでしたので、堂々と弾ききった娘の演奏のおかげですね。一人の演奏だったら、聴衆にもっと違和感が丸わかりだったかもしれません。
まあ、さらに言うと、人はそこまで気にしていないということです。この演奏で何があろうとも、他の人はさほど気にしておらず、ちょっと演奏が違和感があるところで気にならないのかもしれません。
演奏する自分自身が一番自分の音を気にしているのだと思います。
この何十年ぶりの人前での演奏が、それ以降人前で何度も演奏した中でも、一番大きな山だったかと思います。色んな気づきがあり、挑戦してみて良かったです。
不特定多数に届けるストリートピアノ
一度高い山を登ったら、他の山にも登りやすくなりました。
次に挑戦したのは、都庁のストリートピアノ。新宿都庁の南展望台に置かれている、草間彌生さんの黄色のピアノです。
平等に弾きやすいルールが整えられているストリートピアノで、職員の方がストップウォッチで時間を測っていらっしゃたり、時間オーバーすると声掛けがあったりします(筆者が行ったときには一組あたり5分でした)。
観光客が多く、外国人の人も多く訪れ、おのずとピアノを聴く人も多くなる場所であり、ストリートピアノの中でも都庁のピアノは最高峰だと思っています。
10時過ぎに行ったところ、数名すでにならんでいました。職員の方の説明を受け、娘と筆者も後ろに並びました。
弾いている人達は、音楽関係の仕事かなと思うような、上手な人達。ピアノの先生っぽい人、音大生っぽい人。
とにかくピアノ好きって感じの人たちが集まっており、演奏が終わると、一般のお客さんの拍手と共に、演奏する側の仲間同士のお互いをたたえ合うような拍手もありました。
並んでドキドキ待っている最中に、演奏を聴いていた外国人観光客の方と目が合い、「緊張する―」ってジェスチャーを送ったところ「Good luck!」的なジェスチャーを頂きました。なんだか嬉しかったです。
そして、自分たちの番。夫は動画を、息子たちはそとから見守っています。
自分たちの演奏が、都庁の展望台に響き渡ります。
前回の発表会同様の震えは多少ありましたが、なんとか以前よりかは弾けているかな、という感じ。
ところが今度は、最後の山場で伴奏をごっそり記憶から抜け落ちました。途中からはどうしても復帰することができない。
都庁のグランドピアノは蓋を閉じているため、譜面をおくことができません。暗譜していた記憶が飛び、山場がぬけぬけになってしまいました。(後で確認したところ、平面でもよければ置けるようです)
最後のパートでなんとか演奏に戻ることができ、演奏を終えられましたが、なんとも残念な披露となってしまいました。
娘は緊張せずにうまく弾けたようなので、娘が上手に弾けた分、自分が弾ききれなかったのは心残りです。
ただ、都庁では観光客が多いので、たくさん拍手してくださってありがたかったです。
その後、竹芝や別の場所でも連弾の披露をしたのですが、誰も聴いていないようなストリートピアノでは、練習同様に力を抜いて弾くことができ、自分たちの中で納得ができる演奏ができたように思います。
都庁の思い出ピアノ、ぜひリベンジしたいですね。
大本番!ピアノの発表会
小学校での夏祭りやストリートピアノでの経験で人前で弾くことにも慣れてきました。
普段の練習でも先生から「もう教えることはない」とのことで、表現の確認、演奏の最後に手を上げる練習をしていました。先生は発表会前になると、必ず手を上げる練習をします。そのほうがかっこいいからとのこと。
ピアノの発表会当日は、直前に地域の発表会にも参加しました。第一部が子どもの披露の時間、第二部は大人はお酒を飲みながらカラオケ大会という、ローカルイベントです。
地域の顔なじみの皆さんもたくさんいらっしゃり、「誰それさんが○○歌うってよ」で盛り上がれる、とても温かい地域です。小学校で披露した我が家のファンティルージョンのことも、皆さん認識してくださっています。
母親も呼び寄せ、リハーサルを兼ねた本番といった気持ちで演奏しました。
演奏の具体的な出来事はあまり記憶に残っていないのですが、震えることが特になかったこと、あっという間に演奏が終わったという印象でした。
まあきれいにまとまったのではないかな、娘の伴奏をする役割を果たせたな、という感じでした。地域の人たちと、楽しむことができました。
地域の発表会が終わり、大本番のピアノの発表会会場へ向かいます。
娘と舞台袖で「驚かすような演奏をしようね」と話していました。
先生からピアノの色んな表現方法を学びました。「わっ」て急に驚かすとびっくりするよね、そういうことをピアノでやるんだよ、と。
そのための強弱やクレッシェンドを練習しました。それを表現して、聴いている人を驚かせます。
そのような演奏をすることが、自分たちにとって「楽しい演奏」です。
こうして迎えた本番。
色んな舞台で披露してきた経験から過度に緊張することなく、この舞台ではいい感じの緊張感と、舞台上で楽しく弾こうというのがぴったりはまって、ファンティルージョンのワクワクする演奏ができた気がしました。
演奏を聴いていた友人からもお声かけいただき、先生からも「格を感じた」とのありがたいお言葉をいただきました。
最初は清水から飛び降りる気持ちで人前に出ていましたが、いつの間にか人前で演奏することが楽しくなってきていました。
娘と挑戦してきてよかったです。
思いもよらなかったご褒美
ピアノの発表会を終え、自分たちの「ファンティルージョン!・ジャーニー」はひと段落、と思っていました。
そんな折、Nちゃんと会っていたときに、Nちゃんのつながりの中でのピアノの発表会の話題に。
そんな素敵な機会があるんだ!娘とめっちゃ連弾してるんだよ、出てみたいな~!とみたいな会話をしていたところ、Nちゃんがそのことを伝えてくれて、なんと、ピアノの発表会に出させていただくことになりました。
参加するまでにも、色々とNちゃんには連絡をとっていただき、迎えた当日。
リハーサルでは久々の発表会に手が震えることもありましたが、本番では、娘と思いっきり楽しんで弾くことができました。
音楽好きな方が集まる、とても素敵な発表会で、お声かけいただいた他の出演者の方から、昔娘さんを連れてファンティルージョン見に行ったときの話を伺ったりしました。
素敵な発表会に娘と二人で参加することができ、古い友人であるNちゃん家族にも見守っていただき、Nちゃん家族の演奏も聴けて、夢のようなとても幸せな時間でした。
一年前の自分だったら、この舞台に立ちたいということすら思わなかったと思います。
小学校の夏祭りから小さな勇気を積み重ねてきたことで、こういう場に出てその場の人達と音楽を楽しむことができました。
やってみたいってことをやってみて、やり続けて、よかったです。
音楽の楽しさと人とのつながり。筆者にとって、こういうことが生きる喜びだなと感じます。
音楽を通じて人が集う機会を長年続けられているのはすごいことです。
Nちゃん夫妻はじめ、このような機会を続けてこられた皆さんに感謝です!
夢の続き
これでもう完成形かなと思っていましたが、娘がピアノを続けていく中で、さらなる表現力を身に着けてきたことで、一緒に遊びで弾いていて娘の音が変わってくることを感じています。
先生がよく「オーケストラの音が出てる!」と表現するのですが、ただ演奏できるだけ、から一歩進んで、より華やかな音を出せるようになってきました。
完成というのはなく、音楽はとことん追求していけるものなのだと思います。
一緒に弾いていて、娘の成長をダイレクトに感じられることもとても嬉しいです。これまで難しいパートは筆者が担当していましたが、娘の方が難しい方を弾くようになる日も近いかもしれません。
ゆるく長く、母娘でこの曲を弾き続け、演奏の変化を楽しんでいけたらいいなと思います。
まずは、都庁でのリベンジを果たしたい!
◇◇◇◇◇
今回は「Disney・Fantillution!」を親子で弾いてきた道のりについて振り返りました。
最近、新しい連弾曲も弾き始めました。
トムとジェリーのオープニングは、30秒くらいの短さで、これがなんとも楽しい。正確さより速さが大事みたいな曲で、適当にでも早く弾けた方がそれっぽくなるので、二人で高速で弾いて遊んでいます。スポーツ感覚ですね。
あとは、三人連弾の「銀河鉄道999」。夫、娘、筆者の三人での挑戦です。来年の小学校の夏祭りで披露できたらと思っています。この曲もまた楽しい!
我が家のピアノ・ジャーニーはまだまだ続きます。
◇◇◇◇◇
当ブログは月毎に友人と交代で書いています。 先月はNちゃん、今月はみちの執筆になります。















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