自然とともに暮らすとこういうこともあるよね。虫の記録。
皆さんは虫は好きですか?筆者は苦手なほうです。
あらゆる場面で意図しない形で虫に出会うことがありました。
今回は、筆者がこれまでの人生で出会った、記憶に残る虫のふりかえりです。
自然とともに暮らすということは、都合のよいことばかりではありません。不都合が起こるのもまた自然。
虫が苦手な方は読まないほうがよいかと思います‥。写真は載せていませんので、その点はご安心ください。
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ケアレスミスによる大惨事
筆者が高校一年生の頃に、空気の美味しい自然あふれる場所での宿泊行事がありました。
夕ご飯の時間になり、部屋からでて食堂に向かいました。そして、食事を終えて部屋に戻ると、部屋中に大小様々な大量のガが!
明かりをつけたまま窓を開けていたようで、夜になり明かりを求めたガが、大量に部屋に入ってきてしまったようでした。
すでに敷いてあった布団の上、テーブルの上、あちこちに飛んでいます。
どうすればよいかわからず、とりあえず担任の先生を呼んできました。当時30代後半の男性の先生です。
先生は、部屋に入るなり、腰が抜けて動けなくなってしまいました。これほどしなしな力が抜ける様子を、筆者は前にも後にも見たことがありません。
先生は腰を抜かしているけれど、このまま放置するわけにもいかないので、友人同士で追い払ったりティッシュで捕まえたりしてなんとか寝られるようにしました。必要にせままれると、人って力が出るものです。
明るい所に虫は集まってくることを身をもって学んだ、記憶に残る出来事でした。
弱っている植物の原因は?
何の種類だか忘れましたが、ベランダで育てていた植物がなんだか弱っていたことがありました。
根づまりしてしまったかなと思い、大きい植木鉢を用意しました。
植え替えしようと植物を鉢から抜こうしたところ、拍子抜けするくらい、とても簡単に抜けました。
あれ、何かがおかしい。植物を見てみると、根っこがないのです。
もしかしたら、そういう植物だったかもしれない。エアプランツみたいな。
寝起きで作業していたので、頭はよく働いていませんでした。
せっかくなので新しい植木鉢に植えようと、元の植木鉢をひっくり返して土を出してみると、、、なにか、いる。
白くて丸っこくなった幼虫のようなものが、土の上でもぞもぞ動いていました。
ひぃぃぃ、、、
根っこがないと思ったら、この虫が土の中で根っこを食べていたのです。
あまりに想定外の出来事すぎて、一瞬で目が覚めました。
自分の中の感情のスイッチをオフにして、ひたすら無心で、土ごと袋に入れてかたくしばりました。
しばらくは植え替えの際には、この出来事が頭をよぎっていましたね。
すぐ目をそらしたのではっきりとはわかりませんが、恐らく、コガネムシの幼虫だったのではないかなと思います。
何度も何度でも
数年前から、温かい時期にベランダでカメムシを見るようになりました。
初めてみたときは、こういう虫が来たのね、というくらいの気持ちでした。筆者でも触れる部類の虫なので、自分でとっていました。
それから数日後、またカメムシがいました。たまたまやってきたのかな、としか思いませんでした。
これで終わったかと思いきや、また何度もカメムシが登場します。植木鉢の底や、外に干している洗濯物についていたこともありました。
同じカメムシではないと思うのですが、何度も何度もやってくる諦めない姿に、カメムシと我が家のバトルのような気がしてきました。
ある日、ベランダに出ようとガラス戸を開けたところ、、、ひぃぃぃ、、、
ガラス戸に挟まれたカメムシがいました。
部屋に入ってくるところだったのでしょうか。カメムシは確実に近づいてきている、、
そして、ある日ふと見上げた天井に、小さくて黒くて動くものが!
、、、ついに室内に入ってきた!天井を我が物顔で歩いている!
苦手な虫ではないものの、部屋に入ってきたということが鳥肌ものです。洗濯物についたまま、取り込む際に室内に入れてしまったのでしょう。
カメムシと我が家のバトルは、気がついたら終わりを迎えましたが、この年のカメムシは発生は異常でしたね。マンションの廊下でもよく見かけていました。
我が家のガーデニングがカメムシの温床になっていたらいけないので、それ以降植木鉢周りは警戒するようになりました。
今年はまだ見ていません。このまま見ないで済むことを願います。
多摩動物公園の虫たちはとても素敵でした
最後に、素敵な虫で終わりにしたいと思います。
多摩動物公園に、昆虫園があります。
そこにある昆虫生態園では、様々なチョウが飛んでおり、その中を散歩することができます。昔一度行ったことがあるのですが、アダムとイブがいそうな、地上の楽園のような場所でしたね。
他にもハキリアリという珍しいアリを観察することができて、面白かったです。
昔作った動画ですが、こちらで昆虫園の様子がわかるかと思います。57秒くらいから、昆虫園の内部が見られます。お時間よろしければご覧ください。
こういう風に管理された状態で見る分にはいいんですよね。他にも、公園に出かけて出会ったテントウムシやバッタやチョウは大丈夫です。
普段の生活の中でふいに会ってしまうと、恐れおののいてしまうのです。
本当に自分勝手なものです。虫さん、すみません。
◇◇◇◇◇
今回は、筆者がこれまで体験した、虫との出会いのふりかえりでした。
苦手に感じてしまうものってありますよね。
小さい頃は苦手なものはなくなれって思っていましたが、今は苦手なものがあったっていいのではないかなって思います。苦手なものの存在を認めた上で、そっと適度な距離をとればいいのです。
自然の中には自分が少し身構えてしまうものがあるかもしれない。それを全く無くすことはできなので、その中でゆらゆらと適度なバランスをさぐりつつ進んでいくことが、生きるってことなのではないかなと思います。
まあ、筆者もこうしてネタにしているくらいなので、もしかしたら心の底では虫が好きなのかもしれませんね。
最後までお読みいただき、ありがとうございます!皆様、よい一日をお過ごしください。