物や習慣を手放してすっきり!
もともと物の片付けや整理は好きな方なのですが、近年、断捨離やこんまりさん、肌断食に関する本を読んでから、その傾向に拍車がかかりました。
今回は2019年からここ最近にかけて、手放してきた物事の振り返りをしていきます。管理するものを減らして、すっきりとラクになったという話です。
スポンサーリンク
化粧落とし(洗顔料)や基礎化粧品
肌断食との出会い
長年使用していた、メイクも落とせる洗顔料や、基礎化粧品をやめました。きっかけは、昨年、たまたま図書館から借りた肌断食に関する本でした。
肌断食では、宇津木式や佐伯チズさんが有名ですが、私が読んだ本は「非接触生活研究会」というところが出していた本でした。内容としては同じような感じです。
化粧落としや洗顔料や化粧品などに含まれているという「界面活性剤」が、肌のよい菌まで落としてしまうので、肌が自ら潤う力を失ってしまい弱くなってしまう、ということです。
ここ最近は子育て中心の生活だったので、そこまでしっかりメイクもしていなかったこともあり、化粧も落とせる洗顔料や化粧水などを、お試しがてらやめてみることにしました。これがうまくいけば、節約にもなりますしね。
肌断食による肌の変化
普段は水で洗顔をし、化粧をした日はせっけんで落とす、という方法にしていました。
最初の方は、洗顔後、化粧水やクリームを塗らないと肌が大変つっぱりました。数十年も、「洗顔しては肌にうるおいを与える」ということをやっていたので、肌の反応は正直ですね。
本やネットでの他の方の実践談を見ていると、つっぱりはするけど1時間もすれば自ら潤おうとする、とのことだったので、化粧水したい気持ちを我慢しました。
2週間くらい肌断食を続けたところから、肌がとってもひどくなってきました。赤っぽい細かいニキビみたいなものや、角栓のようなものが顔中出てくる。とても汚くなっていました。
このころ実家の母から、「あんた、どうしたの??」と言われていました。
肌断食あきらめようかな、と少し心がゆれたのですが、それ以上にこの肌断食のチャレンジがおもしろかったので、続けました。
肌が汚くなる、戻る、汚くなる、戻ると何回か繰り返して、8か月ほどたった今はすっかり落ち着いています。毛穴の黒ずみがすっきりなくなることを期待したのですが、そこまではいっていないかな。ですが、肌のきめがとても整ってきたように思います。ひどくつっぱることはありません。
ストックしていた洗顔料は母にあげました。洗顔料や基礎化粧品のことで頭を使うことがなくなり、すっきりです。
化粧は肌に負担の少ないもので
肌断食をしているのですが、今だに必要であれば化粧をするので、化粧品の質にはこだわるようになりました。せっけんで落とせるもので、肌に優しいものでなければなりません。
私が今使用しているのはetvosのミネラルファンデーションです。ブラシでパウダーをやさしくのせています。肌が明るくなり、せっけんでやさしく落とせるので、気に入っています。
カバー力の高いBBクリームなどは処分しました。
肌断食についてはこちらにも詳しく書いています。
様々な試みからシンプルな方法に収まる。肌断食の話。 - 歩歩是道場
場合によっては界面活性剤も大事
ただし、今はコロナウィルスが流行っているので、ウィルスをやつけるのに、界面活性剤はとても有効です。
最近は外出した後は、化粧をしていなくても、顔もせっけんで洗っています。
界面活性剤、悪い面ばかりではありません。
柔軟剤
習慣的に柔軟剤を使ってきた
一人暮らしを始めてから、ずっと洗濯洗剤+柔軟剤で洗濯をしてきました。実家でも使っていましたし、柔らかい生地になったり、香りを選ぶことも好きでした。
結婚してからは、香りを重視するよりも、部屋干しの生乾きのにおいを防ぐために、レノア本格消臭をよく使用していました。当たり前に柔軟剤を使っていて、特に何とも思っていなかったです。
ところが、子供が増え出費が増えてくると、家計はこれまでのようにはいきません。そこで「当たり前」を見直してみようと思いました。その一つが柔軟剤でした。
我が家に柔軟剤が必要なのかどうかを考える
夫に話を聞くと、一人暮らしのときには柔軟剤を使っていなかったようです。部屋干ししても全く問題なかったとのことでした。
柔軟剤のメリットはなんだろう。布が柔らかくなること、いい香りがつくこと、最近ではもっといろんな付加価値がある商品もあると思います。
当然デメリットもあります。タオルなんかは毛が抜けやすくなってしまうし、何よりコストがかかります。
メリット、デメリットを考えた時に、布がやわらかくなくても、いい香りがつかなくても、別にいいかな、と思いました。香りは家族で好みが異なるところでもあるので、香りを楽しみたいなら、自分でエッセンシャルオイルで楽しめばよい、と思いました。
こうして、柔軟剤にかかるコストや管理の手間を手放すことにしました。
香水
香水をうまく使いこなせない自分
若い頃は、周囲の友人の見よう見まねで香りをまとっていました。
最近でも、周りに香りを上手に取り入れている方がいたので、自分でもやってみましたが、どうしてもうまくできません。
ちょうどよく香るくらいに、まとわせることができたらいいのですが、どうもつけすぎているような気がしてしまいます。
家族にアレルギー性鼻炎があるので、あまり刺激物を香らせたくないのもあります。いろいろと疑問をもちながら持っている必要もないので、手放そうと思いました。
香水を捨てる難しさ
香水って香りの強いものが入っているので、スプレーと瓶のつなぎ目のところが、とても頑丈につけられているのです。これを外すのが一苦労でした。
強い香りが出てしまいそうだったので、冬の夜中にベランダで作業していましたが、ドライバーで、頑丈な境目のところを少しずつこじ開け、スプレー部分と瓶になんとか分けることができました。
中身は新聞紙などに吸わせ、袋を密閉してそれを何重も、という状態にし「燃えるゴミ」へ。瓶はリサイクルできたらと思ったのですが、洗っても香りが消えないことから「燃えないゴミ」へ。
ゴミになってしまったことに罪悪感を抱きながら、長年使いもせずに自宅に置いていたものを手放せて、大変すっきりしました。
もう香水には手を出しません。香りはエッセンシャルオイルで楽しみます。
使っていなかったネット銀行の口座
使っていないまま放置していたネット銀行の口座を解約しました。
このネット銀行は、系列のネット証券をやりたくて、そこに入金をするのに銀行口座も開設しておくと便利だろうと思い、始めました。
ところが、この口座を利用したのは、証券口座に入金した一度だけ。それ以来、全く使用していませんでした。
証券口座への入金は、別の金融機関からもできるし、このまま使用しない口座を放置しておくと、犯罪などに使用される心配もあるので、銀行口座の解約手続きをしました。
Google検索で「銀行口座 解約」で調べると、解約した情報を丁寧にあげてくれている方がいます。
大変腰が重かったのですが、やってみればそこまで大変ではありませんでした。銀行口座も管理の負担が少しだけ減りました。
暮らしを微調整して少し身軽になった
今回はここ一年位で手放してきたモノについて振り返りました。
基礎化粧品や柔軟剤に関しては、「物を手放した」ということより「習慣を手放した」ということですね。
今後、自分の時間の中でこれらのことに対して考える時間や、金銭的なコストをかけなくて済むということは、すっきりします。
もしかしたら、これらの習慣を復活させることもあるかもしれませんが、そのときは、もっと意味を理解して、納得した上で使えるようになるでしょう。
習慣だから、なんとなく、ということで続けてきたのは、いったんおしまいにできました。
香水・銀行口座に関しては、どこか重しになっていたモノを手放した話でした。
香水があるから使わなきゃ、という、見かけるたびに生じていた小さな脅迫概念から、解放されました。
銀行口座は、いまよりもっと放置していたら、いずれ書類やカードなども紛失し、いっそう解約するのに手間取ったかもしれません。早く手をうってよかったです。
自分のことは、自分で整えることができます。過ごしやすくするため、どんどん微調整しています。
そうしているうちに、ベストではなくても、これでいいよね、という、自分の中での落としどころが見つかってきます。
これでいいよねと思えると、気持ちがラクです。
◇◇◇◇◇
肌断食のところで、少し取り上げた佐伯チズさんですが、2020年6月5日にご病気のためお亡くなりになられました。
私は15年ほど前に、佐伯チズさんの本を読み、ローションパックをやっていた時期がありました。彼女の美容にかける熱い想いは、今も心に残っています。
ご冥福をお祈り申し上げます。