【リペア】体操着の肩のほころびを「たたき」でお直し
次男の学校の体操着がずいぶんほころんできました。
そこで週末に体操着のお直しをしました。デニムの補強で使われる「たたき」という方法でやりました。
今回は、この体操着のお直しについて取り上げます。
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6年目の体操着の状態
体操着は長男が入学した当時に買ったものなので、これで6年目になります。
胸の部分に校章が入っている、学校指定の物になります。体育が週に3回程あり、毎週末持ち帰ってきて洗濯しています。
穴が開いた箇所は、前身頃と後見頃を縫い合わせている部分と、袖を縫い付けている部分と、半そでの先のゴムと生地の境目のところです。
以前、左肩の部分に穴が開き始めたときに手縫いで穴をふさいだのですが、そこも穴が大きくなっていました。
手縫いでは少し弱いと思ったので、今回はミシンで「たたき」という方法で直してみようと考えました。
「たたき」という補修方法とは
「たたき」とは、穴をふさぐように裏から接着芯や当て布を当ててて、ミシンでジグザグに縫って穴をふさぐ方法です。昔、デニムの補修でやったことがあります。
デニムを直すときには、同系色の色を使って直してもいいし、あえて目立つ色の糸を選んでアクセントみたいにしてもよいですね。
今回は学校の授業で使う体操着なので、白の糸で行いました。
穴が開いた部分は、体操着の生地の縫い合わせの部分なので、生地の重なりがあり部厚くなっていました。
ここに裏から接着芯や当て布をうまく当てることができなさそうだったので、今回は当て布等はせずに直接ミシンで縫いました。
「穴をふさぐように縫い、少し角度を変えて返し縫で戻ってきて、また角度を変えて縫う」ということを繰り返します。
そうしてジグザグに縫って穴をふさぎます。
ついでに漂白剤で染み抜きも
穴はふさぎましたが、体操着のお腹部分におおきなシミが二つついていました。穴以上にこちらのシミの方が目立っています。(画像がなくてごめんなさい!)
厳密に言うと、ずいぶん前からこのシミに気がついてはいました。ですが、なんとなく先おくりにしてしまっていました。
穴の補修をしたことで、このシミにも対応する気力が生まれました。
体操着のシミ部分に塩素系漂白剤を少量かけて、古歯ブラシでこすります。すると洗剤をつけてこすり洗いをしても全く落ちなかった頑固なシミが、簡単に落ちました。
筆者は漂白剤を使う習慣がなかったのですが、これほど簡単にシミを落とせるなんて、漂白剤ってすごいですね。一年くらいあったシミだったので半分あきらめていたのですが、やってみて良かったです。
漂白剤の効果があまりにすごかったので、長男のテーブルクロスのシミ抜きもやりました。すっきり簡単に落とせて、楽しいですね。
【10/15追記】
このときは、塩素系漂白剤を原液で使いました。が、使用上の注意を読んだところ「原液で使わない。」と思いっきり書いてありました。
生地を傷める恐れがあるので、原液の使用はお控えください。
また色物には使えません。使用をする際には、漂白剤の注意書きをよくお読みの上、ご使用ください。
塩素系漂白剤の使用については、こちらに書いています。
この体操着はいつまで着る?
穴がふさがれ、シミがなくなったことで、体操着が復活しました。
次男は「いいね!」と言っており、直した体操着でも全く気にしていないようです。
筆者としては、この体操着を幼稚園の長女にまで回したいと思っています。
彼女は再来年小学生になるので、そこから3~4年着られるのが理想です。この体操着を今からあと6年は持たせたいということです。
新品から6年経ってこれだけ傷んでいたので、今の状態から6年後にはどのような状態になっているのでしょうね。
長く持たせるためにできることは、洗濯するときにネットに入れるとか、優しく洗うモードで洗うということかなと思います。それくらいなら負担なくできそうです。
お直しした体操着ですが、直したことで服として長く着れるようにはなりましたが、見た目としては、直したことが一目瞭然です。
もしも着ている本人が嫌がったなら、そのときには新しい体操着を買おうと思います。次男は何とも言わなくても、娘は見た目にもこだわるかもしれないので‥。
◇◇◇◇◇
今回は、穴の開いた体操着を補修したお話でした。
筆者はリメイクやお直しという作業が好きです。「物が生き返った!」というところに、じわじわと満足感があるんですよね。
ModernistのリュックとLongchampのトートバッグにも穴が開いていました。どちらもカチッとした雰囲気なので、ラフなお直しは合わないかなと思います。
どう攻略していこうか考えている最中です。