歩歩是道場

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『東京防災』をもとに災害に備える【5人家族・食品編】

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皆さんは、災害の備えはされていますか。

我が家ではなんとなく備えてはいるものの、これでよいのか、あまり自信のないまま今に至っています。

そこで、『東京防災』の本を参考に、今できる備えをどんどん進めていきたいと思います。今回は特に「食品の備え」に着目します。

幼稚園~小学生の子供がいる、5人家族のケースです。

 

 

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『東京防災』とは

東京防災という冊子の様子

 

平成27年9月1日に東京都から発行された『東京防災』という冊子をご存じでしょうか。

大震災が発生した際の様子を具体的に想像できるように、漫画やイラスト、文章でわかりやすく載っていたり、今すぐできる災害への備えの情報や、電気や水道が止まった時に役立つ情報など、災害に対して知りたいありとあらゆる情報が一冊にまとめられています。

舛添都知事時代に、都民全世帯に無料で配布された防災ブックです。AmazonにもKindle版で0円で出品されています。

東京防災

東京防災

  • 発売日: 2016/03/30
  • メディア: Kindle版
 

 

舛添都知事は政治資金を公私混同した疑惑で失職しましたが、この防災ブックは意味のある仕事だったのではないかと筆者は思っています。

首都直下地震が、30年以内に70%の確率で発生すると言われています。この本が届いて備えをしなければという危機意識が高まりましたし、具体的にわかりやすくかかれているので、我が家では防災を考える際の拠り所となっています。

 

東京防災の中の『今やろう防災アクション』のセクションにならって、家庭内の備えを進めていきたいと思います。

 

食品の備蓄

大規模な地震が起きると、物資供給の停滞が想定されます。家庭内避難の際に1週間程度対応できるくらいの備蓄はしておきたいです。

東京防災で書かれていることは、日常備蓄という考え方です。少し多めに買っておいて、賞味期限のせまっているものから消費し、少し減ったら買い足します。

防災用に特別な食品を購入するというわけではなく、常に備蓄のある状態を保ったまま、通常の生活の中でも使用する、という方法です。ローリングストックとも言われていますね。

 

東京防災には食品の備蓄ユニットの参考モデルとして、夫婦と乳幼児1名、高齢女性1名の4人家族の例が載っていました。

この例を参考に、5人家族(父、母、小学生2名、幼稚園児)の我が家のケースでの食品の備蓄ユニットを考えていきたいと思います。

支援が届くまで少なくとも一週間は誰にも頼らず暮らせるようにすることが、東京防災で提唱されていました。今回は一週間分で考えたいと思います。

一人一日3食、一週間で21食ですね。

 

炭水化物として

  • 米 5㎏
  • パスタ 1袋(なるべく細麺)
  • そば 1袋
  • そうめん 1袋
  • マカロニ 1袋(早ゆでタイプ)
  • インスタントラーメン 1袋(5人前)

 

米のとぎ汁は他の事に活用すればよいので(食器洗いや洗顔、洗髪にも使えます)、あえて無洗米とはしませんでした。米のとぎ汁を他で使わないご家庭の場合、無洗米を備蓄しておいたほうが、水の使用量が少なくて済むのでよいと思います。

細麺のパスタであったり、うどんでなく「そうめん」と考えたのは、なるべくゆで時間を少なくしたかったからです。オール電化の我が家は、停電の際はカセットコンロでお湯をゆでることになります。カセットボンベの使用量をより少なくできます。

インスタントラーメンは家族が好きなので入れておきました。好きな物を入れておくと、災害時に少しでも和めるかなと思いました。

 

【追記】

  • NHK『あさいち』の情報で、パスタは半日水につけておくことで、ゆでずに柔らかくすることができるようです。他の乾麺でも応用できそうですね。災害時に覚えておきたい技です。(9/9)
  • 米に関してですが、最近のお米はしっかり洗わなくてもきれいなので、災害時には洗わずにそのまま炊けばよいかなと思いました。洗わないで食べてみたけれど普通においしかったです。あくまで我が家の覚書ですが、記載しておきます。(9/11)

 

タンパク質として

<常温保存分>

  • シーチキン缶 7缶
  • すぐ食べられる魚の缶詰め 3缶
  • SPAM 1缶
  • 高野豆腐 1袋
  • 麩 1袋
  • 豆乳 3パック

 

<冷蔵・冷凍保存分>

  • ハム 1パック
  • カニカマ 1パック
  • とろけるチーズ 1袋
  • 冷凍餃子 1袋

 

常温保存分では、使い勝手の良いシーチキン缶を中心に考えました。

被災してから最初の方は、冷蔵庫の中の食材から消費していくことになります。停電しても、しばらくは庫内は冷えているので、冷えているうちに冷蔵庫の中身を使います。

冷蔵庫の食材を使ってから、常温保存分に手をつけていきます。

家族が食べるもの中心のラインナップです。

 

ビタミン・ミネラルとして

  • 乾燥わかめ 1袋
  • のり 1袋
  • ひじき缶 3缶
  • コーン缶 2缶
  • 大豆缶 1缶
  • ひよこ豆缶 1缶
  • 野菜ジュース 7本
  • パスタソース 4~5人分

 

上は常温保存ができ、子供たちも食べる種類で考えました。

タンパク質のときと同様、冷蔵庫の中身から使っていくことになるので、最初は冷蔵庫の中の野菜から使います。

 

調味料類

今使っているものの他に、一つ予備がある状態をキープしておきます。

予備を使い出す状況になったら、またもう一つ買っておきます。

 

菓子類

菓子類はどうしても必要というものではありませんが、心の癒しとして我が家ではけっこう大事です。(東京防災でも載っていました)

菓子類だけは防災用を備蓄しようと思います。お菓子を買いすぎないようにしたいと思っているので、ローリングストックをうまく回せる自信がないのです。

娘の幼稚園では、ビスコの5年保存缶を備蓄しています。我が家でもそれを取り入れようと思います。

ひと缶で30枚なので、3缶にしようかと思います。5人家族なので、一人当たり18枚です。

Amazonでも売られています。

 

 

備蓄リストを収納に貼っておく 

備蓄リストを収納している段ボールに貼っておいた様子

 

常温の食材を備蓄する棚があるので、その中の段ボールに備蓄リストを貼っておきました。

厳密に在庫を管理することは難しいでしょうが、簡単に見られる場所に貼っておくことで、すぐに元の在庫量に戻れることを期待しています。

このリストは現在の状況で作ったものなので、子供の食べる量が増えたり好みが変わったら、変更していくものになります。

当面はこれでやってみて、来年の9月1日(防災の日)前後に、ざっと見直そうと思います。

 

◇◇◇◇◇

 

今回は、食品の備えについて考えました。 一度考えておくと、少し安心できますね。

もしも一人暮らしだったら、カロリーメイトと豆乳と野菜ジュースだけストックしておくと思います。筆者はカロリーメイトがなぜか好きなので、飽きずに食べられるのです。

家族のことも考えると、そういうわけにはいきませんね。

各ご家庭の状況によって必要なものは異なってくると思いますが、我が家の備えが少しでも参考になれば幸いです。

次回は「食品以外の備え」について、考えていきたいと思います。