子どもたちと近所のごみ拾い#1~岩倉使節団に憧れて~【江東輝地団】
次男の発案で、毎週土曜の午後の一時間、『江東輝地団(こうとうきちだん)』という名前で地域のごみ拾いを行うことにしました。
友人たちを誘ってやりたいようですが、初回なのでお試しに、家族5人だけでやりました。
今回は、ごみ拾い活動の初回の記録です。
拾い終えたあとの分別のことや、細く長く続けていくために気を付けておきたいことも考えていきます。
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ごみ拾いをするに当たっての準備
ごみ拾いをするに当たって、用意したものは以下のとおりです。
- レジ袋(人数分+α)
- 軍手(人数分)
- BBQの炭用のトング
レジ袋は、各自がそれぞれ持ってごみを入れる用と、分別が必要なごみ用に1枚用意しました。(予備にもいくつか用意しました)
燃やすごみと、汚れた容器包装プラスチックは、各自のレジ袋に入れます。
分別が必要なごみの袋は筆者が持っておき、缶・びん・ペットボトル・燃やせないごみなどがあったときには、筆者のところまで来てもらうようにしました。
子どもたちがレジ袋を二枚持って作業するのは大変なので、要分別の物は筆者管理にしました。
当初、容器包装プラスチックもきれいにしてリサイクルに出したいと思いましたが、落ちているプラ製品はかなり汚れがきついです。
これをきれいにするのは労力が大きすぎると思い、そこまで深追いしないことにしました。
今は新型コロナウィルスの心配もあるので、軍手は必須です。
枝のところに手を入れたりもするので、軍手があると手が守られます。
BBQの炭用のトングは、遠くのものや生垣の中などの取りにくいごみを拾うのに、大活躍しました。
秋晴れの午後のごみ拾い
2020年10月31日(土)14~15時、自宅近くの川沿いの公園のごみ拾いを行いました。
一番多かったのは吸い殻です。小さいし、よく落ちているものなので、吸い殻を落としてもあまり気にならないのかもしれません。
拾ったきれいめなレジ袋は、次回のごみ袋にすることにしました。
道の脇の箇所やベンチ周りには、特に色々なものが落ちていました。サンドイッチやお菓子の袋、ティッシュ、段ボール等々。
割れたガラスなんかもありました。これは大人が対応します。
ハンガーがけっこう落ちていた所があったのですが、カラスが巣作りのために集めていて落とした物かもしれないね、と話したりしていました。
一時間で集めたごみは、レジ袋3枚分の燃やすごみと、レジ袋1枚分の要分別のごみです。
お昼ごはんを食べて一休みした後に、一時間程度体を動かす作業は、とても気持ちのよいものでした。
15時くらいになると西日になってきます。少し夕暮れを感じながら作業を終えて、さわやかな気分で自宅に戻りました。
体を動かした後のおやつは、格別ですね。
ごみ拾い後の分別作業
筆者が済む江東区は、汚れた容器包装プラスチックは燃やすごみで出せ、指定の袋などは特にないので、レジ袋に集めた燃やすごみはそのままごみ置き場に持って行くことができます。
分別が細かい地域だと、さらに大変かと思います。
要分別の袋に入っていたごみは以下のとおりです。
- ペットボトル
- 缶
- びん
- 汚れた缶・ペットボトル
- 割れた瓶・陶器
- 針金ハンガー
- ライター
- 乾電池
リサイクルに出せそうなペットボトルと缶・びんは、軽く洗ってリサイクルに出しました。
他はすべて燃やせないごみです。
割れ物や針金ハンガーは、処分の際に作業される方が危ないので、新聞紙でくるんで「キケン」と書いておきます。
乾電池は、火災防止のためにテープを貼っておきます。
困ったのは、吸い殻が入っている缶ごみです。
きれいな缶だったので、少し洗えばリサイクルに出せそうなのに、吸い殻が入っていることで燃やさないごみに出すしかありませんでした。
あまり深追いしすぎないこと
地域のごみ拾い活動をしてみて、住んでいる地域がきれいになり、軽く体を動かして無心になって作業に取り組めて、ストレス解消にもなりました。
発案者の次男も、今のところ続けたいと言っているので、細く長く続けていけたらいいなと思います。
長く続けるうえで、気をつけておきたいことがあります。
あまり深追いしすぎないことです。
ごみ拾いをしていて、川(とても浅い)の中にビニール傘がありました。
川がきれいかもわからないし、入ると濡れてめんどうなので、そこまではしませんでした。
また、ビニール袋に入った怪しげな土のような物がありました。
危ないものかもしれないし、こういうものには手を出さないようにしました。
頑張りすぎず、続けられる程度の労力で取り組むことを意識していました。
拾えるごみの8割でも6割でもいいので、「楽しいな~」「気分いいな~」という気持ちで終えられるようにしたいと思います。
あとは、雨天の場合は中止で、雨上がりにもやらないようにしようと思います。
ごみが濡れていると拾うのも大変ですし、濡れたごみは収集する方々の作業も大変になってしまいます。
晴れた日に気分よくやりたいと思います。
岩倉使節団に憧れて『江東輝地団』
次男がこの活動をしたいと言いだしたのは、最近日本史にはまっていて、岩倉使節団を知ったことがきっかけです。
岩倉使節団の写真がとても好きで、自分でも○○団のようなものをやりたいと思い、『江東輝地団(こうとうきちだん)』というごみ拾い活動を思いついたようです。
岩倉使節団の写真を見ては、「岩倉具視だけちょんまげで和装だ」とか「後ろの左側の人(山口尚芳)は目立たない」だとか、色々と言っていましたが、歴史好きがゴミ拾いにつながってきたことには驚きました。発想が自由です。
岩倉使節団の写真は、筆者自身も好きです。
周りの4人が洋装な中、岩倉具視だけちょんまげと和装でばっちりきまっている姿に、彼の日本人としての強い心を感じました。
結局、海外視察の最中に、西洋と対等に振る舞えるようにと、ちょんまげを切り洋服を着るようになりました。洋装の岩倉具視の写真を見たことのある方も多いと思います。
長い鎖国の時代から、一気に近代化が進んだ時代です。
この一枚の写真から、時代の大きな変化を感じられる気がして、とても好きです。
◇◇◇◇◇
今回は、家族で地域のごみ拾いをしたお話でした。
この活動、今子どもたちは続けていきたいと言っていますが、寒い日が続くようになったらどうでしょうね。
冬の寒さでやらなくなりそのまま自然消滅‥なんてことも、十分にありそうです。
子どもがやりたいと言っているうちは、一緒に続けていきたいと思います。