【MSC・ASC】購入した認証つき水産商品の振り返り#1~意外と高くないかも!~
今月は、水産物はMSC・ASC認証のマークのついた商品をメインに買っていくことにしています。
MSC・ASC認証についての説明は、こちらに書いています。
これまで、トップバリュのMSC・ASC認証の商品をいくつか購入したので、今回は、そのうち5商品の内容や価格などについて、振り返っていきたいと思います。
価格は少し割高だろうと思っていたのですが、実際買ってみるとそこまででもなかったという印象でした。
文中の価格は2020年11月時点のもので、本体価格となります。
スポンサーリンク
塩紅鮭切身
トップバリュグリーンアイのMSC塩紅鮭(中辛塩味)切身です。
左下にMSC認証マークがついていますね。
こちらの商品、3切れ(193g)で497円。100gあたり258円でした。
MSC認証ではない、養殖の塩銀鮭はら身(甘口)という商品も近くにありました。
こちらも100gあたり258円とのことで、MSC認証のものと同じ額でした。
筆者は、中辛塩味の鮭より、甘口の鮭の方がほしかったのですが、今回はMSC認証のものを買うと決めていたので、MSC認証の中辛塩味の鮭を購入しました。
ぜひ、MSC認証で甘口の鮭も出してほしいです。
⇒売り場にMSC認証の甘口鮭も売られていました。(11/11追記)
筆者が魚を購入するときは、大体一人100円で考えています。3切れで497円でしたので、1パックを家族5人で分けることにしました。
この塩紅鮭は中辛塩味なので、子どもたちには辛すぎると思い、多めの野菜と一緒に炒めて「鮭のちゃんちゃん焼き風」に仕上げました。
野菜でかさ増しもできました。
減塩たらこ
トップバリュのMSC減塩たらこです。数量限定で1.5倍量でしたので、ラッキーでした。
こちらの商品、4腹で298円でした。
他にも、トップバリュのMSC認証のたらこ製品として、「辛子明太子」「無着色辛子明太子」がありました。
これらは通常通りの量で、3腹298円となっていました。
MSC認証ではないたらこもありました。味や作り方が特別なのか、3腹398円で売られていました。
筆者が行ったダイエーの売り場では、MSC認証のたらこが大きなスペースを占めています。
トップバリュのたらこに関しては、海の環境を守りつつ獲る仕組みが、すでにうまく整っているということなのですね。
子どもたちは食べなかったので、大人たちのご飯のお伴になりました。
「増量」に惹かれてたらこを購入しましたが、次回は辛子明太子を買いたいな~と思っています。
ホカホカご飯と辛子明太子の組み合わせ、たまにとても食べたくなるんですよね。
ちくわ
トップバリュのすけそうだら100%のちくわです。4本入り(120g)です。
こちらの商品、4本で98円でした。
トップバリュベストプライスのちくわも売られており、5本入り(115g)で78円でした。MSC認証のものよりも、若干割安です。
MSC認証の製品はトップバリュのものだけかと思っていましたが、ニッスイの「おいしいものをちょっとだけ」というちくわにも、MSC認証のマークがついていました。
3本入り(90g)で98円でした。
トップバリュの商品は4本で98円でしたので、プライベートブランドだからこそ実現できた価格なのかもしれません。
筆者はよくカニカマを購入していて、サラダに入れたり手巻き寿司に使ったりしていました。
MSC・ASC認証のカニカマというものはまだなかったので、このちくわがカニカマ替わりに使える、と思いました。
今回は、サラダのトッピングに使うことが多かったです。
白身魚フライ(冷凍)
トップバリュの冷凍の白身魚のフライです。10枚(280g)入っています。
油で自分で揚げるタイプの商品になります。
裏面を見たら原材料名に「ブルーホワイティング」と書かれていました。フライでよく使われるお魚で、タラの一種だそうです。
10枚入って298円で、値段の安さに驚きました。
業務スーパーなどはもっと安いと思いますが、298円で5人家族でフライを2切れずつ食べられたので、かなり満足度が高いです。
揚げたてのおいしさは格別です。そのままでもおいしいですが、今回はソースをかけて食べました。
家族も大喜びだし、海にも優しいし、財布にも優しい。
これは今回一番のヒットでした。揚げ物をするのに抵抗のない方、おすすめです。
たら甘塩味切り身【11/24追記】
トップバリュグリーンアイの、たら甘塩味切り身です。
3切れ(188g)入って定価372円でした。筆者は10%引きで購入したので、約335円となりますね。
このタラは、以前サステナブルシーフードウィークで紹介されていた、有賀薫さんの「MSC認証マダラとじゃがいものミルクスープ」のレシピで作りました。
家族皆パクパク食べていました。おいしかったです。
【サステナブル・シーフード・ウィーク2020】スープ作家・有賀薫と作ろう MSC・ASC認証水産物で簡単サステナブル・シーフードスープ
縞ほっけ干物【12/2追記】
縞ほっけふっくら干物です。
こちらはダイエーで購入しましたが、トップバリュの製品ではなく、株式会社アルティフーズのものでした。
2切れ入って398円です。ほっけは一枚が大きいので、我が家ではこの量を5人に分けて食べています。
ふっくらしていて、脂がのっていて、おいしかったです。
認証つき商品の値段について。意外と高くなかった。
今月購入する水産商品をMSC・ASC認証のものをメインにしようと決めたときに、多少値段が高くなることを覚悟していました。
ところが、実際に買ってみると、そこまで高くなかったことに驚きました。
認証されるためには、環境に優しい漁業の仕組みを整えなければなりません。そのための新たな設備投資が必要です。
そして、MSC認証の初回審査には15000米ドル~120000米ドルかかり、ロゴ使用料として販売金額の約0.5%がかかります。
(参考元:水産エコラベルをめぐる状況についてPDF水産エコラベルの推進について:水産庁)
通常の漁業よりも投資額が大きいので、その分価格にもっと上乗せされていると思ったのです。
今回の商品はトップバリュのものでしたので、価格を抑えて提供できるのは、大手スーパーであるイオンならではということでしょうか。
漁業関係者やスーパーがかなりの投資をして、環境によい方法で獲られた魚を消費者に提供しているので、認証マークの認知度がもっとあがっていくといいなと思いました。
◇◇◇◇◇
今回は、これまで買ってきたMSC認証商品の振り返りでした。値段がそこまで高くなかったので、無理せずに続けらそうです。
MSC・ASC認証についての記事はこちらのカテゴリーにまとめています。
♯買って良かった2020