【MSC・ASC】サステナブル・シーフード・ウィークに参加して。MSC・ASC認証の振り返り。
2020年10月1~30日、MSC日本事務所・ASC日本事務所が主催する『サステナブル・シーフード・ウィーク』というイベントが行われました。
「おうちから守る魚の未来」をテーマに、認証マーク付きのシーフードを使ったスープを作って応募すると、抽選でキッチングッズが当たる、というイベントです。
筆者もスープを作って応募したところ、ありがたいことに当選し、先日我が家にキッチングッズが届きました。
今回は、イベントでの筆者の取り組みや当選報告とともに、この機会にMSC・ASC認証の過去の記事の振り返りをしていきたいと思います。
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ASC認証のあさりで作ったミルクスープ
MSC認証は、持続可能な漁業で獲られた水産商品に対してつけられる認証マークであり、ASC認証は、持続可能な養殖業で育てられた水産商品に対してつけられる認証マークです。
サステナブル・シーフード・ウィークに参加するために筆者が使った食材は、トップバリュのASCラベルつきのスチームあさりむき身(冷凍)です。
イベントでは、スープ作家の有賀薫さんのレシピを参考にスープを作るということになっていました。MSC・ASCラベルつきであれば魚種は問わないとのことでした。
そこで、有賀さんの「MSC認証マダラとじゃがいものミルクスープ」を参考に、マダラをあさりに変更して作りました。
作ったスープを撮影し、twitterに投稿しました。
https://twitter.com/hohokoredojo_m/status/1321285894834409472
あさりの旨味が引き出されていて、とてもおいしかったです。
こうした消費活動の一つ一つが、海を守ることにつながってくるんですね。
これからの時期にも大活躍しそうなレシピです。ご興味のある方は、まだYouTubeでレシピを見られるようなので、ご覧ください。
【サステナブル・シーフード・ウィーク2020】スープ作家・有賀薫と作ろう MSC・ASC認証水産物で簡単サステナブル・シーフードスープ
余談ですが、twitterに誤字がありました。後から修正できないようですね‥
twitter素人の筆者であります。
届いたキッチングッズ
MSC日本事務局の方から、当選のご連絡があり、プレゼントを送っていただけることになりました。
そのプレゼントがこちらです。
カッティングボード、穴あきスパチュラ、クロス鍋敷き、布製ランチョンマットのセットです。
ランチョンマットに描かれているのは、MSC・ASC認証の水産物でしょうか。まだ汚したくないので、子どものおままごとで使っています。
木製製品は、すべて国産ヒノキ材が使用されており、取り出したところヒノキのいい香りがしました。家族は「ヒノキ風呂みたい!」と喜んでいました。
スパチュラと鍋敷きは、国産ヒノキの間伐材が使われているようです。
間伐とは、混み合った木や弱った木を間引く作業のことで、間伐することで健全な森林の状態を保つことができます。
森林全体を守るために取り除かれる間伐材で製品を作るとは、とても合理的で共感できますね。
木製製品にはFSC認証マークがついていました。
FSC認証とは、適切に管理された国内の森林資源であるFSC森林認証材を使用した製品に対してつけられるラベルのことです。
FSC認証に関しては、こちらに書いています。ご関心のある方は、ぜひご覧ください。
MSC・ASC認証についての過去の記事
これまで筆者が取り上げてきたMSC・ASC認証に関する記事を振り返っていきます。
イオンで何気なく購入したかつおフレーク缶に、「MSC認証」というラベルがあることに気が付きました。
MSC認証ってなんだろう、と調べていったところ、環境にやさしい漁業で獲られた天然物に対してつけられるラベルであることを知りました。
そして、養殖物にも同様に、「ASC認証」というラベルがあることを知りました。
MSC・ASC認証というものを初めて認識し、筆者自身も学んでいくつもりで書いた記事がこちらです。
我が家は節約志向なので、家計の中でどれだけ取り入れていけるのか、という課題も見えてきました。
試しに11月は積極的に認証商品を買ってみて、実際のところ家計に与える影響はどうなのか肌感覚をつかむことにしました。
実際にMSC・ASCの水産物を購入するにあたって、スーパーでの取り扱いはどうなのか気になりました。
そこで、イオンとイトーヨーカドーの取り組みに調べた記事がこちらです。
この2大スーパーでは、どちらも認証水産物を増やすという目標をかかげて取り組んでいます。
今後ますます取り扱いが増えていくだろうな、ということを感じました。持続可能な形で経済・消費活動を行っていくことは、大きな社会課題であります。
一方で、筆者が日常的に使用しているオーケーストアでは、見た限りでは取り扱いがありませんでした。
ですが、「魚を食べて応援」というシールが貼られている魚を見ていると、ラベルついていてもいなくても、どちらも海の恵みであり、ありがたいことだなと感じました。
認証マークを知ることで、選択肢の幅が広がっていくといいなと思いました。
近所のダイエーで購入したMSC・ASC認証の水産物を紹介した記事は、こちらです。
筆者自身、実際のところどれほどのバリエーションで、いくらくらいで売られているのだろうか気になっていました。
切り身のパックがそこまで高くない価格で売られており、これなら節約志向の我が家でも取り入れやすいと思いました。
お総菜は、普段我が家ではあまり利用しませんが、ご参考になればと思い取り上げました。
MSC・ASC認証についての記事はこちらのカテゴリーにまとめています。今後、様々な持続可能な取り組みに関する記事は、こちらのカテゴリーに追加していく予定です。
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今回は、サステナブル・シーフード・ウィークに参加して、プレゼントを頂いた出来事や、過去のMSC・ASC関連の記事の振り返りを行いました。
何気なく購入したかつおフレーク缶から始まり、MSC日本事務局からプレゼントを頂くことにつながってくるとは、わからないものですね。
MSC日本事務局の皆さん、ASCジャパンの皆さん、参加型の楽しいイベントをご企画いただき、ありがとうございました。
家庭での消費により海を守ることができるということを、少しでも頭の片隅においていただけたら幸いです。