歩歩是道場

日々の暮らしが学びの場。小さな一歩を積み重ねていくブログです。

買いたい欲求が生じたら手持ちの服を見渡そう

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クローゼットにしまってある服は、生かしきれていますか。

先日、長男の服を買うために久しぶりにショッピングモールに行きました。ユニクロで長男と一緒に服を選んでいたのですが、そこにいるとだんだんと筆者自身の服がほしくなってきました。

ただ、ちょっと待って、と。

自分はすでにたくさんの服を持っているではないか、と思いました。

今回は、久々のショッピングモールで購買意欲が刺激された出来事から、手持ちの服を生かしきる方にシフトしようと思ったお話です。

 

 

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久々のショッピングモールに感じた刺激と危うさ

ショッピングモールに入っているユニクロには、息子のTシャツとハーフパンツを購入するために行きました。

筆者が行った店舗では、入り口で検温が行われ、手の消毒してから入店する仕組みになっていました。

子供服のコーナーを探しながら、メインの婦人服コーナーを通るので、ディスプレイされいてる服が無意識でも目に入ってきます。ここ最近実店舗に来ていなかったので、カタログやネットの中の商品が目の前に次々に飛び込んでくる状況に、気持ちが高ぶっていきました。

特に目を奪われたのは、オリーブカラーのシンプルな「ライトロングコート」です。少し肌寒くなってきたときにサッと羽織って出かけたら素敵だな~と、一瞬で妄想状態に入ってしまいました。

 

なんとか息子の服だけを購入してユニクロを出ることができましたが、その後もモール内のフロアを歩いているだけで、通路に向けてディスプレイされている秋物の服に心がぐらりぐらりと揺り動かされていました。

 

ショッピングモールという場所は、いかにお客さんに商品を魅力的に伝え、いかにお財布の紐を緩めさせるかに、長けていますね。

久しぶりにモールで過ごして、購買意欲が刺激されまくっていることに気がつきました。最近実店舗に行っていなかったものだから、筆者にとって「店舗で服を眺める」ということの刺激が大きくなりすぎたのかもしれません。

ここに長時間いたら家計的には危うい‥と、若干の危機感すら覚えました。

 

レジャーとして考えると、息子の服の買い物でしたが、リフレッシュできて楽しかったです。

外出自粛でネット中心の買い物だった我が家にとって、ショッピングモールは「実用的な買い物の場」から「レジャーの場所」になったようでした。

 

衝動買いはあまりうまくいかない

お店で服を眺めているとほしくなってきますが、これまで衝動買いをしていてうまくいったことがあまりありません。

 

筆者の衝動買いには二種類あって、たまたまお店で見かけて購入するパターンと、イベントに着ていく服を購入するために数日前に服を購入しに行くパターンがあります。

 

後者のパターンですが、前もって買い物に行っているのだから、一見計画的な買い物のようにも思えます。

ところが、「イベントに着ていく服」を選ぶというところに他者の目線を意識しすぎた服選びになっていることと、着ていく日にちが決まっているので早く決めないとならず、しっかり検討せずに購入してしまうことが多いのです。

結果として、なんだか違和感を感じる服を購入してしまいます。そういう服はたいてい処分に困る服になっています。

それほど着ないので、状態はよいままなんですよね。

 

今回も、財布の紐がゆるみかけましたが、これまでの経験を思い返して買うのをやめました。

 

納得いくまで検討してから服のラインナップに加える、としたほうが、その後も満足して着られていることが多いです。

服を購入するなら、他の要因(たまたま安いのを見かけた、とか、このイベントがあるから)を主な購入理由にするのではなく、「ラインナップに加える服を選ぶ」という気持ちで主体的に服を購入していったほうが、その後の活用頻度が上がると思いました。

 

衝動買いしてしまった話は以前にも書いています。

イベントに参加するためにパンプスを急遽買った話です。

neutrallife.hatenablog.com

 

安くなっていたので衝動買いしたワンピースの話はこちらです。

neutrallife.hatenablog.com

 

結局、上のワンピースはリメイクの材料になりました。

neutrallife.hatenablog.com

 

手持ちの服を生かしきることでも案外満たされてきます

服を見て「ほしい!」と思ったときに、実際にお金を支払って購入することで、満足感が得られるということは確かにあります。

筆者自身も、買い物から帰った後に袋から出して眺める時間が好きで、ちょっとワクワクした気持ちになります。

その後も満足して着ているならば、なんの問題もありません。

 

昔コシノジュンコさんが、デザイナーの卵に指導するドキュメンタリー番組を見ました。そこでコシノさんは

「かっこいい服というのは、それを着てかっこいい生活を送るためにある」

との趣旨の話をされていました。

それくらいの気持ちで選んだ服だと、暮らしにポジティブな影響を与えるのでよいと思います。エネルギーが湧いてきそうです。

 

ですが、買った結果不要な服を増やしてしまうと、時間が経つにつれてストレスになってしまいます。

そういうときは、お店の商品を見る感覚で、自分のクローゼットの中を眺めてみるとよいと思います。意外と「これ使える!」って服が見つかったりするので。

 

筆者は、普段はカジュアルな服ばかりなのですが、先日保護者会があったのでオフィスカジュアルくらいの服装(Tシャツ・デニムでないというくらい)で行きました。

連日の保護者会だったので、この前着たズボンは洗濯しているし‥と思っていたところ、ジャケットとの合わせで履いていたズボンがあることを思い出しました。

ジャケットを着ないでセットのズボンを履くというところに、新たな使い道を見つけた気がしました。

 

流行を追っていた頃もありましたが、手持ちの服を生かしきるというスタイルには、気分の高揚はあまりないものの、静かな満足感があります。これで十分、という思いです。

服装に対して執着していた気持ちが小さくなると、他のことに時間やお金を割くことができます。

日常生活で管理するものが増えてくると、選ぶ手間や考える時間がかかります。自分が簡単に管理できる範囲でいたほうが、すっきり見通しよく過ごせますね。

食事と同じように、服も「腹八分目」でいいんじゃないかなと思いました。

 

◇◇◇◇◇

 

今回は、ショッピングモールで感じた物欲から、自分の手持ちの服を見渡して生かしていこうという思いに至ったお話でした。

 

筆者は服はけっこう好きなほうで、学生時代はファッション番組や雑誌を読み、おしゃれな人に憧れていたりしていました。

いろんな人と過ごしてきた中で、素敵だなって思う人の基準は決して見た目だけではない、ということがわかってきたので、今では以前ほどファッションに執着することはなくなりました。

80代の方とかで、バシッとおしゃれをした姿でインスタグラムにのっていたりすると、素敵って思うんですけどね。それはファッションだけではなくて、前向きな気持ちや自信やエネルギーが合わさって、「素敵!」って思うような気がします。

 

こういうことを書いているということは、筆者自身への戒めでもあります。新しい服を欲望のままに買いたい状態になったときには、読み返そうと思います。